中島理論で見るGIレースの勝ち馬(1994年編)

(父)サクラバクシンオー
  • 鹿毛
  • 1989.4.14生
  • 早来・社台ファーム生産
  • 馬主・(株)さくらコマース
  • 美浦・境勝太郎厩舎
サクラバクシンオーの4代血統表
サクラユタカオー
栗毛 1982.4.29
種付け時活性値:1.50
テスコボーイ
黒鹿毛 1963
Princely Gift
鹿毛 1951
Nasrullah 1940.3.2
Blue Gem 1943
Suncourt
黒鹿毛 1952
Hyperion 1930.4.18
Inquisition 1936
アンジェリカ
黒鹿毛 1970.3.29
ネヴァービート
栃栗毛 1960
★Never Say Die 1951
Bride Elect 1952
スターハイネス
鹿毛 1964.3.10
ユアハイネス 1958
スターロッチ 1957.4.16
サクラハゴロモ
鹿毛 1984.4.13
仔受胎時活性値:1.25
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
種付け時活性値:1.00
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Lady Victoria
黒鹿毛 1962.2.20
Victoria Park 1957.5.10
Lady Angela 1944 ♀
クリアアンバー
黒鹿毛 1967.5.8
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
★Ambiopoise
鹿毛 1958
種付け時活性値:0.00
Ambiorix 1946
Bull Poise 1948
One Clear Call
鹿毛 1960
仔受胎時活性値:1.50
Gallant Man
鹿毛 1954
種付け時活性値:1.25
Europa
鹿毛 1949
仔受胎時活性値:0.50
サクラバクシンオーの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
サクラユタカオー
(Princely Gift系)
ノーザンテースト
(Northern Dancer系)
Ambiopoise
(Tourbillon系)
Gallant Man
(Bois Roussel系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.50
(6歳時交配)
1.00
(12歳時交配)
0.00
(8歳時交配)
1.25
(5歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Nearcoの4代孫 Nearcoの3代孫 Herod〜Tourbillon系 Eclipseの15代孫
サクラバクシンオーのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない先祖etc
10/128 A  A  E  B
(0.50)
5.00 Ambiopoise
Gallant Man
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
サクラユタカオー 5.00 or 3.00 伯父アンバーシャダイ
(No.4-M)
初仔

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

『1400m以下なら任せなさい』サクラバクシンオー。前年に引き続き、サクラバクシンオーがスプリンターズSを連勝しました。スプリントレースの最高峰で4馬身差圧勝。速すぎるぜ、バクシンオー。勝ち時計1分7秒1は堂々の日本レコードでした。レースの2着には『美光天馬』ビコーペガサス、3着には『何を勘違いしたのか』キョウエイキーマンでした。サクラバクシンオーの鞍上は小島太騎手、所属は境勝太郎厩舎。いわゆる義理の親子コンビによるGI制覇でした。

サクラバクシンオーの牝系は、クリアアンバーを日本の基礎繁殖牝馬とする4号族。母サクラハゴロモは2勝馬。初仔にサクラバクシンオーを産みました。ノーザンテースト牝馬の仔は、近年、重賞競走における活力の低下を懸念されています。しかし、サクラバクシンオーは初仔という特殊条件を携えていました。祖母クリアアンバー(米国産)は米国で3勝。2番仔シャダイマリアは不出走ですが、その直仔バーニングダイナは5勝を挙げ、スプリングSを2着しました。そして、不受胎後の3番仔に『琥珀色の機関車』ことアンバーシャダイ。同馬は11勝を挙げ、天皇賞・春、有馬記念、AJC杯(2回)、目黒記念・秋などを制した名馬です。7番仔ダイナクラシックは1勝。その直仔イブキマイカグラは5勝馬で、阪神3歳S、弥生賞、NHK杯を勝ちました。サクラハゴロモは9番仔です。曾祖母One Clear Call(米国産)は0勝馬。クリアアンバーは3番仔です。サクラバクシンオー、アンバーシャダイの2頭の成績を見ると、馬に実が入れば常に堅実な強さを発揮できる牝系であると考えます。

サクラバクシンオーはこのレースを最後に現役を退きました。通算21戦11勝。こと1400m以下の距離ならば12戦11勝という凄い成績。1度の敗戦は3歳時のスプリンターズSを6着でした。伯父のアンバーシャダイと同じように、4歳の秋に真価を発揮し始めたサクラバクシンオー。そのスプリント戦での強さは史上に残るものでした。勝つレースはいつも鮮やかでした。でも、私には負けたレースの方が印象に残っていたりします。5歳時の安田記念、毎日王冠、マイルチャンピオンシップなど。特に毎日王冠は、マイシンザンに競りかけられ、前半1000mのラップを57秒5という速いペースで逃げながらも、逃げ潰れることなく、レコードだった勝ち時計1分44秒6から0秒4差の4着に粘り切りました。「うわぁ、勝ったネーハイシーザーも凄いけど、やっぱりバクシンオーも凄いなぁ」と思いました−凄いと思っておきながらも、マイルチャンピオンシップでは無視してしまったのよ。ゴメンなさい−

残念ながら、父サクラユタカオーは生殖能力に異常をきたしてしまいました。サクラバクシンオーを始めとする後継種牡馬には期待がかかります。「父内国産の2代目種牡馬は成績があがらない」といわれますが、なんとかそのサイアー・ラインをつなげて欲しいと願います。

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