2002年クラシック牡馬編

(市)リバートレジャー
  • 栗毛
  • 1999.5.27生
  • ・飯岡牧場生産
  • 馬主・河越武治氏
  • 栗東・須貝彦三厩舎
リバートレジャーの4代血統表
カコイーシーズ
鹿毛 1986.3.7
種付け時活性値:1.00
Alydar
栗毛 1975.3.23
Raise a Native
栗毛 1961
Native Dancer 1950.3.27
Raise You 1946
Sweet Tooth
鹿毛 1965
★On-and-On 1956
Plum Cake 1958
Careless Notion
鹿毛 1970
Jester
鹿毛 1955
Tom Fool 1949
Golden Apple 1945
Miss Uppity
鹿毛 1956
Nasrullah 1940.3.2
Nursery School 1945
アロマホーク
栗毛 1993.2.16
仔受胎時活性値:1.25
<中央0勝>
Silver Hawk
鹿毛 1979
種付け時活性値:1.25
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Gris Vitesse
芦毛 1966
Amerigo 1955
Matchiche 1956
Star of Albion
黒鹿毛 1989
仔受胎時活性値:0.75
<不出走>
Ajdal
鹿毛 1984.4.2
種付け時活性値:1.00
Northern Dancer 1961.5.27
Native Partner 1966
Beaconaire
1974
仔受胎時活性値:1.50
<仏3勝>
★Vaguely Noble
鹿毛 1965
種付け時活性値:0.00
Ole Liz
黒鹿毛 1963
仔受胎時活性値:0.50
<米6勝>
リバートレジャーの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
カコイーシーズ
(Raise a Native系)
Silver Hawk
(Hail to Reason系)
Ajdal
(Northern Dancer系)
Vaguely Noble
(Hyperion系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.00
(12歳時交配)
1.25
(13歳時交配)
1.00
(4歳時交配)
0.00
(8歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Phalarisの7代孫 Nearcoの5代孫 Nearcoの3代孫 Whaleboneの12代孫
リバートレジャーのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
7/128 x  A  A  C
(0.50)
3.50 Ajdal
Vaguely Noble
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Silver Hawk
(アロマホーク)
4.00
(No.4-M)
初仔

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

関西の出世レースである福寿草特別を制しました、リバートレジャー。出走15頭中15番人気の勝利でした。2着にも12番人気のエリモマキシムを連れて来て、馬連配当は19万3540円の超大穴となりました。今調べたら、馬連の総投票数777万172票に対して、的中投票数が2963票ありました。全体の約0.04%の的中率。でも、取っている人の数は3000人近くですから、馬鹿になりませんよね。

リバートレジャーの最優性先祖は母父Silver Hawkで、形相の対象は母アロマホーク(栗毛)です。Silver Hawkは現役時代、英愛で8戦3勝。クレイヴンS(英GIII、8F)を勝ち、愛ダービー(GI)が2着、英ダービー(GI)が3着でした。競走成績はマイナーだったSilver Hawkですが、種牡馬成績はとても優秀です。代表産駒には第218代英ダービー馬Benny The Dip(1994.3.25)、英セントレジャー(GI)などGI4勝を挙げたMutafaweq(1996.2.21)−Silver Hawkが16歳時交配の同馬は、今春から種牡馬として日本導入が決定−、仏オークス(GI)馬Lady in Silver(1986)、ヨークシャー・オークス(GI)馬Magnificent Star(1988)、オークトゥリー招待H(米GI)を世界レコード勝ちした輸入種牡馬ホークスター(1986.2.19)、ペガサスH(米GI)を制した輸入種牡馬シルヴァーエンディング(1987)など重賞勝ち馬が欧米で多数輩出されています。また、日本でもグランプリ3連勝のGI4勝馬グラスワンダー(1995.2.18)、セントライト記念(GII)の勝ち馬シンコウカリド(1998.5.7)、毎日杯(GIII)と京都4歳特別(GIII)を勝ったミラクルタイム(1995.3.7)などがマル外として走っています。

リバートレジャーの牝系は、4号族Ole Liz系。近親の活躍馬には、曾祖母Beaconaireの直仔にSabin(1980)。同牝馬は米国で18勝を挙げ、イエローリボン招待H(GI)、ゲイムリーH(GI)などに勝っています。Beaconaireからの別分枝にはエーピーライ(1992.2.12)がいます。同牡馬は3歳のデビュー戦となった1996年の石狩特別(500万)を制すると、中1週で、敢然とキーンランドC(OP)に挑んだことで話題を集めました。その結果は3着でしたが、翌年の同レースでは、6番人気でキッチリと1着になりました。律儀な奴(笑)。閑話休題、4代母Ole Lizからの別分枝となるKittiwake(1968)の系統からは、エイコーンS(米GI)などGI6勝のMiss Oceana(1981)、ジャンプラ賞(仏GI)を勝ち1993年の安田記念(GI)で6着となったキットウッド(1989.5.12)、コロネーションSを勝ったMagic of Life(1985)、アーリントンC(GIII)の勝ち馬ブレーヴテンダー(1994.4.16)、京王杯2歳S(GII)を制したシベリアンメドウ(1999.4.5)などが輩出されています。

あと、リバートレジャーは、Raise a Nativeのクロスを3×5で持っています。このクロスは、B&B理論的には、有数値のクロスとして残っています。弊害の残るクロスのはずですが、「初仔のエネルギー」が弊害をはね退けたのでしょうか?

須貝彦三&尚介親子にとっては、キタサンヒボタン(1999.3.13)に次ぐクラシック候補の誕生となりました。果たして、その走りやいかに。見守りましょう。

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