2003年クラシック世代のGI候補生たち(牝馬編)

マイネヌーヴェル
  • 黒鹿毛
  • 2000.3.17生
  • 静内・ビッグレッドファーム生産
  • 馬主・(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
  • 美浦・稲葉隆一厩舎
マイネヌーヴェルの4代血統表
ブライアンズタイム
黒鹿毛 1985.5.28
種付け時活性値:1.50
Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Bramalea
黒鹿毛 1959.4.12
Nashua 1952.4.14
Rarelea 1949
Kelley's Day
鹿毛 1977.5.11
Graustark
栗毛 1963.4.7
Ribot 1952.2.27
Flower Bowl 1952
Golden Trail
黒鹿毛 1958.3.5
Hasty Road 1951
Sunny Vale 1946
マイネプリテンダー(NZ)
黒鹿毛 1995.11.12
仔受胎時活性値:0.875
<中央1勝>

Zabeel
鹿毛 1986.10.25
種付け時活性値:0.00
Sir Tristram
鹿毛 1971
Sir Ivor 1965.5.5
Isolt 1961
Lady Giselle
鹿毛 1982.3.28
Nureyev 1977.5.2
Valderna 1972
Giladah(IRE)
鹿毛 1986.4.1
仔受胎時活性値:0.125
<英0勝>
Mill Reef
鹿毛 1968.2.23
種付け時活性値:0.25
Never Bend 1960
Milan Mill 1962
Nouvelle Star(AUS)
栗毛 1980.11.2
仔受胎時活性値:1.125
<オセアニア6勝。豪GII1勝>
Luskin Star
栗毛 1974
種付け時活性値:1.25
Bonne Nouvelle(GB)
栗毛 1971.3.7
仔受胎時活性値:0.125
<英2勝>
マイネヌーヴェルの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
ブライアンズタイム
(Hail to Reason系)
Zabeel
(Sir Gaylord系)
Mill Reef
(Never Bend系)
Luskin Star
(Hyperion系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.50
(14歳時交配)
0.00
(8歳時交配)
0.25
(17歳時交配)
1.25
(5歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Turn-toの3代孫 Turn-toの4代孫 Nearcoの3代孫 Wheleboneの13代孫
マイネヌーヴェルのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
13/128 A  A  A  C
(0.66)
8.58 Zabeel
Luskin Star
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ブライアンズタイム 2.25 曾祖母が豪州GII勝ち馬
(No.6-B)
初仔

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

牡馬相手のホープフルS(OP)を6番人気で勝ちました、マイネヌーヴェル。

ラフィアンの馬は、相変わらず中島理論的良馬が多いですね。岡田繁幸さんがそういう馬をチョイスされているのでしょうけれど。マイネヌーヴェルの母系を見ると、5世代続いて、生産国がそれぞれ違う国ということが、なかなかにシブイところです。英〜豪〜愛〜新〜日と、世代交代が北半球と南半球で交互に行われています。それぞれの地域にない血を用いて、種としての活力を生み出そうとしていることが伺えますね。中島理論的には、母父Zabeelが母マイネプリテンダーに対して満8歳時交配の0遺伝を伝えているところもポイントです。流石に、抜け目がない。

マイネヌーヴェルの最優性先祖&形相の対象は、父ブライアンズタイムと判断しました。ブライアンズタイムは現役時代に米国で21戦5勝。その主な勝ち鞍にはフロリダダービー(GI)、ペガサスH(GI)、ジムダンディS(GII)があり、プリークネスS(GI)2着、ベルモントS(GI)3着もあります。GI勝ちを収めた代表産駒は十指に余り、20世紀最後の三冠馬ナリタブライアン(1991.5.3)を筆頭に、GI4勝のマヤノトップガン(1992.3.24)、ニ冠馬サニーブライアン(1994.4.23)、ダービー(GI)馬タニノギムレット(1999.5.4)、GI3勝の牝馬ファレノプシス(1995.4.4)、皐月賞(GI)馬ノーリーズン(1999.6.4)、オークス(GI)馬チョウカイキャロル(1991.3.26)、同じくオークス馬シルクプリマドンナ(1997.4.24)、有馬記念(GI)馬シルクジャスティス(1994.3.18)、宝塚記念(GI)馬ダンツフレーム(1998.4.19)、朝日杯3歳S(GI)の勝ち馬マイネルマックス(1994.4.13)、東京大賞典(統一GI)を勝ったトーホウエンペラー(1996.5.11)等がいます。

マイネヌーヴェルの牝系は、世界各地で生かされている6号族。近親の主な活躍馬には、まず伯母にStar of Nouvelle(1990.8.25)。同牝馬はオセアニアで5勝。その主な勝ち鞍にSTCリーズリングスリッパートライアル(豪GII)があります。そして叔父にDouble Reef(1996)。同せん馬は南アフリカで2勝。その主な勝ち鞍にクレアウッドJCゴールドサークルダービー(GII)があります。また、曾祖母Nouvelle Starはオセアニアで6勝を挙げ、その主な勝ち鞍にVRCリンリスゴーS(豪GII)があります。

ラフィアンターフマンクラブで一口出資をされている方には、夢が広がる牝馬ですね。私も応援したい1頭です。頑張って、マイネヌーヴェル。

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