2002年クラシック牝馬編

ファビラスキャット
  • 芦毛
  • 1999.3.8生
  • 千歳・社台ファーム生産
  • 馬主・(有)社台レースホース
  • 栗東・長浜博之厩舎
ファビラスキャットの4代血統表
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:1.00

Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Cosmah
鹿毛 1953.4.4
★Cosmic Bomb 1944
Almahmoud 1947 ♀
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding
栗毛 1963.2.17
★Promised Land 1954.3.31
Pretty Ways 1953.3.21
Mountain Flower
鹿毛 1964.3.23
Montparanasse 1956
Edelweiss 1959.2.15
ファビラスラフイン
芦毛 1993.4.13
仔受胎時活性値:1.25
<中央4勝。初代秋華賞馬>

Fabulous Dancer
鹿毛 1976
種付け時活性値:0.00
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Last of the Line
黒鹿毛 1967
★The Axe 1958
Bryonia 1959
Mercalle
芦毛 1986
仔受胎時活性値:1.50
<仏英8勝。仏GI1勝>
Kaldoun
芦毛 1975
種付け時活性値:0.50
Caro 1967
Katana 1970
Eole des Mers
黒鹿毛 1975
仔受胎時活性値:0.50
<仏4勝(平地2勝+障害2勝)>
Carvin
鹿毛 1962
種付け時活性値:1.00
Deesse des Mers
黒鹿毛 1960
仔受胎時活性値:1.50
<仏15勝(平地8勝+障害7勝)>
ファビラスキャットの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
サンデーサイレンス
(Hail to Reason系)
Fabulous Dancer
(Northern Dancer系)
Kaldoun
(フォルティノ系)
Carvin
(Wild Risk系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.00
(12歳時交配)
0.00
(16歳時交配)
0.50
(10歳時交配)
1.00
(12歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Nearcoの5代孫 Nearcoの3代孫 Nearcoの5代孫 Eclipseの15代孫
ファビラスキャットのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
21/128 A  A  A  B
(0.66)
13.86 Carvin
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
サンデーサイレンス 4.75 母がGI馬
(No.3-E)
初仔

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

初戦はモノポライザー(1999.4.4)に敗れましたが、折り返しの新馬戦は楽勝しましたファビラスキャット。

ファビラスキャットの最優性先祖はサンデーサイレンス、と言い切りたいところですが、毛色を見ると母方の血が出ているとも考えてしまいますね。KKベストセラーズさんが出版された『POG最強の法則』というPOG本で、中島氏がこの馬を指名されていましたけれど、おそらくは「母方の形相が出た」と判断されたから、指名なさったのだと思います。とすると、最優性先祖は曾祖母父Carvinということになります。相的素質の面からは異系を最優性先祖に持ってきた方が良いので、Eclipseの15代孫でネオ異系となるCarvinは、ファビラスキャットの血統の中でイイ仕事をしていますね。

ファビラスキャットの牝系は、仏国で育まれている3号族。母ファビラスラフインは中央4勝。秋華賞(GI)の初代女王にして、3歳時に第16回ジャパンカップ(GI)をシングスピール(1992.2.25)の2着となった名牝です。そして、繁殖牝馬として初めて産み落とした仔がファビラスキャットでした。「初仔に名馬あり」です。祖母Mercalleは仏英8勝を挙げ、4000m(!)のカドラン賞(仏GI)を勝ったスタミナ牝馬でした。そして、繁殖牝馬として初めて産み落とした仔がファビラスラフインでした。「初仔に名馬あり」です(←2回繰り返さんでエエっちゅうに)。

期待馬が期待に違わぬレースをする。「エリート街道」というのは、一般人にとっては悔しくもあるのですが(笑)、ファビラスキャットには頑張ってほしいですね。そら、母ちゃんの秋華賞とジャパンカップの走りを見たからには。あのスピードと粘り腰を見たからには。

[2002年クラシック牝馬編]  目次へ戻る

2000〜2008  オオハシ  colorfulmelody.nakajima@gmail.com