中島理論で見るGIレースの勝ち馬(1996年編)

バブルガムフェロー
  • 鹿毛
  • 1993.4.11生
  • 千歳・社台ファーム生産
  • 馬主・(有)社台レースホース
  • 美浦・藤沢和雄厩舎
バブルガムフェローの4代血統表
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:1.50

Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Cosmah
鹿毛 1953.4.4
★Cosmic Bomb 1944
Almahmoud 1947 ♀
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding
栗毛 1963.2.17
★Promised Land 1954.3.31
Pretty Ways 1953.3.21
Mountain Flower
鹿毛 1964.3.23
Montparanasse 1956
Edelweiss 1959.2.15
バブルカンパニー(FR)
栗毛 1977.4.5
仔受胎時活性値:1.75
<仏米1勝>
[母が不受胎後の2番仔]
Lyphard
鹿毛 1969
種付け時活性値:1.75
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Goofed
栗毛 1960.3.29
Court Martial 1942
Barra 1950
Prodice(FR)
栗毛 1969.2.2
仔受胎時活性値:1.75
<仏3勝。GI1勝>
[母が不受胎後の2番仔]
Prominer
栗毛 1962
種付け時活性値:1.50
★Beau Sabreur 1945
Snob Hill 1957
Euridice(FR)
栗毛 1962
仔受胎時活性値:1.50
<不出走>
Tabriz
芦毛 1947
種付け時活性値:1.50
Euroclydon
栗毛 1947
仔受胎時活性値:1.50
バブルガムフェローの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
サンデーサイレンス
(Hail to Reason系)
Lyphard
(Northern Dancer系)
Prominer
(Hyperion系)
Tabriz
(Bois Roussel系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.50
(6歳時交配)
1.75
(7歳時交配)
1.50
(6歳時交配)
1.50
(14歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Nearcoの5代孫 Nearcoの3代孫 Whaleboneの12代孫 Eclipseの15代孫
バブルガムフェローのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない先祖etc
17/128 A  A  C  B
(0.50)
8.50 Prominer
Tabriz
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Lyphard
(バブルカンパニー)
6.50 祖母は仏GI馬
(No.1-B)
10番仔
(前年産駒死亡後)

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

『3歳での戴冠』バブルガムフェロー。前年の天皇賞・秋、サンデーサイレンスの初年度産駒であるジェニュインがハナ差2着と好走し、「いよいよ3歳で天皇賞・秋制覇か!?」という機運が高まりました。そして、1996年の第114回天皇賞・秋。同じサンデーサイレンス産駒であるバブルガムフェローが、並み居る強豪古馬たちを打ち破り、第1回天皇賞・秋の勝ち馬ハッピーマイト以来59年ぶりとなる3歳馬による天皇賞制覇を成し遂げました。それは同時に、4週続けてGIレースを勝ち続けることになるサンデーサイレンス産駒の、活躍の序幕でもありました。府中の芝2000mの勝ち時計は1分58秒7でした。バブルガムフェローの鞍上は蛯名正義騎手。武豊騎手と同期の蛯名騎手はこれがGI初勝利でした。所属は美浦・藤沢和雄厩舎、オーナーは(有)社台レースホース、生産は千歳・社台ファーム。おなじみの、あまりにもおなじみの組み合わせによるGI勝利でした。なお、レースの2着には田原成貴マヤノトップガン、3着には横山典弘サクラローレルが入りました。

↓バブルガムフェローの近親牝系図を示しておきます。

Euroclydon 1947
|Eurodice 1962 不出走
||Prodice 1969 仏3勝 サンタラリ賞(GI) 仏オークス(GI)2着
|||バブルカンパニー 1977.4.5 不出走
||||Candy Stripes 1982 仏2勝 仏2000ギニー(GI)2着 亜国首位種牡馬
||||バブルプロスペクター 1984.4.3 愛1勝
|||||Irish Prospector 1990 海外3勝 ラ・フォルス賞(仏GIII)2着
|||||マニックサンデー 1997.3.2 2勝 サンスポ賞4歳牝馬特別(GII)
||||Irish Company 1986 不出走 
|||||プレジオ 1998.4.5 現役 共同通信杯(GIII)2着
||||Intimist 1987 仏米6勝 クリテリウム・ド・サンクルー(仏GI) ノアイユ賞(仏GII)
||||バブルガムフェロー 1993.4.11 7勝 天皇賞・秋(GI) 朝日杯3歳S(GI) 毎日王冠(GII)など重賞5勝
|||サング 1978.3.30 仏米13勝 イエローリボン招待H(米GI) メイトリアークS(米GI) ヴァニティH(GI)など重賞10勝
||||シャトルサング 1985.4.5 仏米加10勝 ナッソーS(米GII) セリマS(米GI)2着
|||||レイシアトル 1993.2.17 4勝 阪急杯(GIII)3着
||||Perfect Probe 1990 米0勝
|||||トキオパーフェクト 1995.5.20 現役 クリスタルC(GIII) 中日スポーツ杯4歳S(GIII)

バブルガムフェローの牝系は、仏国で受け継がれている1号族。母バブルカンパニー(仏国産)は仏米で1勝。初仔Candy Stripesは仏国で2勝を挙げ、仏2000ギニー(GI)2着。同馬は南米の名種牡馬となり、亜国の首位種牡馬となりました。2番仔バブルプロスペクターは愛国で1勝を挙げ、繁殖牝馬として輸入されました。輸入前の産駒Irish Prospectorはラ・フォルス賞(仏GIII)2着があり、その直仔マニックサンデーはオークストライアル・サンスポ賞4歳牝馬特別(現フローラS、GII)を勝ちました。3番仔Basiluzzoは仏国でニンバス賞(LT)、モーリス・カヨール賞(LT)など3勝。4番仔Irish Companyは不出走ですが、直仔プレジオはマル外として現役で走っています。5番仔Intimistは仏米で6勝を挙げ、主な勝ち鞍にクリテリウム・ド・サンクルー(仏GI)、ノアイユ賞(仏GII)があります。バブルガムフェローは産駒死亡後の10番仔となり、母が15歳時交配の産駒です。祖母Prodice(仏国産)は仏国で3勝を挙げ、サンタラリ賞(GI)1着、仏オークス(GI)2着があります。バブルカンパニーは不受胎後の2番仔となります。3番仔サングは仏米で13勝を挙げた名牝です。同馬はその父Lyphardの8歳時交配による0の遺伝を受けました。主な勝ち鞍はイエローリボン招待S(米GI)、メイトリアークS(米GI)、ヴァニティH(米GI)、イエルバブエナH(米GII)、ラモナH(米GII)、ビヴァリーヒルズH(米GII)、サンタマリアH(米GII)、プシケ賞(仏GIII)、ゴールデン・ハーヴェストH(米GIII)、チューラ・ヴィスタH(米GIII)で重賞10勝。サングの初仔シャトルサングはナッソーS(米GII)など10勝を挙げ、その産駒レイシアトルは阪急杯(GIII)3着があります。カタカナ表記の通り、サング&シャトルサングともに日本に輸入されています。また、サングの孫のトキオパーフェクトはマル外として夕刊フジ杯クリスタルカップ(GIII)、中日スポーツ杯4歳S(GIII)、淀短距離S(OP)、銀嶺S(OP)など7勝を挙げて現役で活躍しています。曾祖母Euridice(仏国産)は不出走。不受胎後の2番仔としてProdiceを輩出しました。

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