中島理論で見るGIレースの勝ち馬(1995年編)

タヤスツヨシ
  • 黒鹿毛
  • 1992.4.26生
  • 千歳・社台ファーム生産
  • 馬主・横瀬寛一氏
  • 栗東・鶴留明雄厩舎
タヤスツヨシの4代血統表
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:1.25

Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Cosmah
鹿毛 1953.4.4
★Cosmic Bomb 1944
Almahmoud 1947
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding
栗毛 1963.2.17
★Promised Land 1954.3.31
Pretty Ways 1953.3.21
Mountain Flower
鹿毛 1964.3.23
Montparanasse 1956
Edelweiss 1959.2.15
マガロ
黒鹿毛 1980.4.4
仔受胎時活性値:0.75
Caro
芦毛 1967
種付け時活性値:1.00
フォルティノ
芦毛 1959.4.19
Grey Sovereign 1948
Ranavalo 1954
Chambord
栗毛 1955
Chamossaire 1942
Life Hill 1940
Magic
黒鹿毛 1969
仔受胎時活性値:0.50
Buckpasser
鹿毛 1963.4.28
種付け時活性値:1.25
Tom Fool 1949.3.31
Busanda 1947
Aspidistra
鹿毛 1954
仔受胎時活性値:1.50
★Better Self
鹿毛 1945
種付け時活性値:0.00
Tilly Rose
鹿毛 1948
仔受胎時活性値:1.25
タヤスツヨシの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
サンデーサイレンス
(Hail to Reason系)
Caro
(フォルティノ系)
Buckpasser
(Tom Fool系)
Better Self
(Black Toney系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.25
(5歳時交配)
1.00
(12歳時交配)
1.25
(5歳時交配)
0.00
(8歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Nearcoの5代孫 Nearcoの4代孫 Phalarisの4代孫 Whaleboneの12代孫
タヤスツヨシのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない先祖etc
16/128 A  A  y  z
(0.50)
8.00 父初年度産駒
Better Self
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
サンデーサイレンス 4.00 半兄が米GII勝ち馬
(No.1-O)
6番仔
(不受胎後)

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

『豪脚一閃』タヤスツヨシ。皐月賞2着から挑んだ日本ダービー。鶴留明雄調教師&小島貞博騎手の戸山一門、チョウカイキャロルコンビが再び府中の2400mのGI戦で勝利を収めました。前半の1200m通過が1分15秒2という超スローペース。集団やや後方に控えたタヤスツヨシは、最後の直線で外から強襲。内に切れ込みながらも末脚を伸ばし、2着の皐月賞馬ジェニュインに1馬身半差をつけてゴールに飛び込みました。順番が入れ替わっただけで、皐月賞と同じくサンデーサイレンス産駒のワンツーフィニッシュでした。勝ち時計は2分27秒3。鞍上の小島貞博騎手は1992年のミホノブルボンに続いて日本ダービー2勝目。所属は栗東・鶴留明雄厩舎。オーナーは横瀬寛一氏。生産者は千歳・社台ファーム。鶴留師と横瀬オーナーは日本ダービー初勝利、社台ファームは1986年のダイナガリバー以来の2勝目となりました。

タヤスツヨシの4代血統構成は、『Hail to Reason系×フォルティノ系×Tom Fool系×Black Toney系』となります。4系いずれもEclipse系となります。しかし、曾祖母父Better SelfはWhalebone分枝12代孫にあたり、ネオ異系の役目を果たしています。また、彼の血統構成にNorthern Dancer&Native Dancerの血は一滴も含まれていません。おそらく、フジキセキやジェニュインらと共に、将来の対繁殖牝馬のためにセレクトされていたのでしょう。頑健なアウトクロス馬が欲しかったのでしょうか。

タヤスツヨシの牝系は、1号族Aspidistra系。母マガロ(米国産)は米国で4勝。初仔Coolawinは米国でオーキッドH(GII)、クイン・エリザベス・チャレンジS(GII)、ビウィッチS(GIII)、ポインセティアS(GIII)など9勝を挙げました。タヤスツヨシは不受胎後の6番仔となります。祖母Magic(米国産)は不出走。4番仔Charediは3勝を挙げ、その直仔にカウントフリート・スプリントH(米GII)2着のPentelicus、孫にケンタッキー・ダービー(GI)とブリーダーズカップ・クラシック(GI)を3歳時に制したにも関わらず年度代表馬には選ばれなかったUnbridled−レッドチリペッパーの父−、Unbridledの全弟でウッドメモリアルS(米GI)の勝ち馬Cahill Roadがいます。マガロはMagicの7番仔となります。曾祖母Aspidistra(米国産)は米国で2勝。3番仔Chinatownerはカナディアン・ターフH(現GIII)など10勝。そして5番仔に米国競馬史上に残る快速馬、Dr.Fager。同馬はホーソン・ゴールドC(現GIII)、アーリントン・クラシック、サバーバンH(現GII)、ユナイテッド・ネイションズH(現GI)、カリフォルニアンS(現GII)など通算22戦18勝。134ポンド(約60.8kg)を背負ったワシントンパークHでダート8ハロン1分32秒2(!)の世界レコード勝ち、139ポンド(約63.1kg)を背負った引退レースのヴォスバーグHでダート7ハロン1分20秒2(!)のレコード勝ち……。稀代の快速馬は種牡馬としても優れており、1977年には北米リーディングサイアーに輝いています−しかし、その前年の1976年にDr.Fager自身は死亡−。7番仔Ta Weeは21戦15勝で、米国チャンピオンスプリンターを2回受賞しています。MagicはAspidistraの9番仔となります。

ひと夏越えれば更に成長が見込めると思われたタヤスツヨシでしたが、秋緒戦の神戸新聞杯を5着、2戦目の京都新聞杯を7着、本番の菊花賞を6着と今一つの成績で終えました。結局、翌1996年の春に屈腱炎をわずらい、そのまま引退してしまいました。豪脚は、晩春の府中でまばゆくきらめいて、それ以後、光を放つことがありませんでした。

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