中島理論で見るGIレースの勝ち馬(1992年編)

(父)スエヒロジョウオー
  • 鹿毛
  • 1990.4.16生
  • 新冠・小泉賢吾氏生産
  • 馬主・小林乙次郎氏
  • 栗東・吉永猛厩舎
スエヒロジョウオーの4代血統表
トウショウペガサス
鹿毛 1979.5.16
種付け時活性値:0.50
ダンディルート
鹿毛 1972.5.10
Luthier
黒鹿毛 1965
Klairon 1952
Flute Enchantee 1950
Dentrelic
栗毛 1965
Prudent 1959
Relict 1958
ソシアルトウショウ
黒鹿毛 1972.4.2
ヴェンチア
黒鹿毛 1957
Relic 1945
Rose o'Lynn 1944
ソシアルバターフライ
鹿毛 1957.4.13
▲Your Host 1947
Wisteria 1948
イセスズカ
青鹿毛 1982.3.20
仔受胎時活性値:1.75
マルゼンスキー
鹿毛 1974.5.19
種付け時活性値:1.75
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer 1961.5.27
Flaming Page 1959.4.24
シル
鹿毛 1970.4.22
Buckpasser 1963.4.28
Quill 1956
サリュウエイション
黒鹿毛 1969.2.11
仔受胎時活性値:1.00
インファチュエイション
黒鹿毛 1951
種付け時活性値:0.25
Nearco 1940
Allure 1937
ミスヤマナカ
栗毛 1961.4.26
仔受胎時活性値:1.75
トサミドリ
鹿毛 1946.5.20
種付け時活性値:1.50
ミスイエリュウ
黒鹿毛 1955.2.21
仔受胎時活性値:1.25
スエヒロジョウオーの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
トウショウペガサス
(Luthier系)
マルゼンスキー
(Northern Dancer系)
インファチュエイション
(Nearco系)
トサミドリ
(Blandford系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
0.50
(10歳時交配)
1.75
(7歳時交配)
0.25
(17歳時交配)
1.50
(14歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Herod〜Tourbillon系 Nearcoの4代孫 Nearcoの仔 Birdcatcherの9代孫
スエヒロジョウオーのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない先祖etc
15/128 E  A  A  F
(0.50)
7.50 トウショウペガサス
インファチュエイション
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
マルゼンスキー
(Princequillo)
5.75 近親マーベラスタイマー
(No.3-L)
2番仔
(2連産目)

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

『末広女ウ王』。「ウ」は、余計じゃないのかしらん。

関西の吉永猛厩舎所属のスエヒロジョウオーは、関東の田面木博公(たもぎひろまさ)騎手を鞍上に阪神3歳牝馬Sを勝利しました。390kgの小さな牝馬が頑張って、16頭中9番人気をはね返しての勝利でした。2着にも12番人気のマイネピクシーが入り、馬番連勝は120740円の超大穴馬券となりました。

中島理論的な解釈を行うと、4代血統構成は『Luthier(Herod)系×Northern Dancer(Phalaris)系×Nearco系×Blandford系』となります。Phalaris系とHerod系の返しニックス配合です。トウカイテイオーダイタクヘリオスなどもこのニックスです。父トウショウペガサスは中山記念、ダービー卿チャレンジトロフィーなど30戦8勝の活躍馬。オークス2着馬ソシアルトウショウの仔で、1歳年上の全姉に重賞4勝馬エイティトウショウ、半弟にNHK杯の勝ち馬トウショウサミット、京成杯&東京新聞杯の勝ち馬トウショウマリオがいます。天馬トウショウボーイは叔父となります。言わずと知れた、藤正(現トウショウ)牧場の1号族ソシアルバターフライ系。スエヒロジョウオー自身の牝系は、3号族メダリオン系。同牝馬は、石塚栄五郎氏が1953年秋に購買した19頭の牝馬のうちの1頭。スエヒロジョウオーはメダリオン系サリュウエイション分枝に属し、いとこに中京記念の勝ち馬シマノヤマヒメ、アルゼンチン共和国杯&日経新春杯の勝ち馬マーベラスタイマーがいます。

[余談]
競走馬としてはこの阪神3歳牝馬Sが最後の勝利となってしまったスエヒロジョウオー。けれど繁殖牝馬として優秀で、初仔のスエヒロコマンダーは鳴尾記念&小倉大賞典と2つの重賞を制し、2番仔コウエイベラドンナは野路菊S2着、3番仔ゴダイリキも新馬戦を勝ちあがるなど上々の仔出しぶりです。

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