2003年クラシック世代のGI候補生たち(牡馬編)

ヴィータローザ
  • 栗毛
  • 2000.4.9生
  • 早来・ノーザンファーム生産
  • 馬主・(有)サンデーレーシング
  • 栗東・橋口弘次郎厩舎
ヴィータローザの4代血統表
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:1.25

Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Cosmah
鹿毛 1953
★Cosmic Bomb 1944
Almahmoud 1947 ♀
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding
栗毛 1963.2.17
★Promised Land 1954.3.31
Pretty Ways 1953.3.21
Mountain Flower
鹿毛 1964.3.23
Montparnasse 1956
Edelweiss 1959.2.15
ローザネイ
栗毛 1988.2.9
仔受胎時活性値:0.75
<仏1勝>
Lyphard
鹿毛 1969
種付け時活性値:0.50
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Goofed
栗毛 1960.3.29
▲Court Martial 1942
Barra 1950
Riviere Doree
栗毛 1980
仔受胎時活性値:1.75
<仏2勝>
Secretariat
栗毛 1970.3.30
種付け時活性値:0.25
Bold Ruler 1954.4.6
Somethingroyal 1952
Riverqueen
鹿毛 1973
仔受胎時活性値:1.50
<仏5勝。GI3勝>
Luthier
鹿毛 1965
種付け時活性値:1.75
Riverside
鹿毛 1966
仔受胎時活性値:1.50
<仏4勝>
ヴィータローザの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
サンデーサイレンス
(Hail to Reason系)
Lyphard
(Northern Dancer系)
Secretariat
(Bold Ruler系)
Luthier
(Clarion系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.25
(13歳時交配)
0.50
(18歳時交配)
0.25
(9歳時交配)
1.75
(7歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Nearcoの5代孫 Nearcoの3代孫 Nearcoの3代孫 Herod〜Tourbillon系
ヴィータローザのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
13/128 A  A  A  E
(0.75)
9.75 Luthier
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Luthier
(Riviere Doree)
5.50 全兄ロサード
(No.1-W)
5番仔
(母前年流産後)

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

ラジオたんぱ賞(GIII)を制して「良血開花」となりました、ヴィータローザ。2歳時の「3着病」がウソのような快勝でした。

後にも記述しますが、ヴィータローザは、デイリー杯3歳S(現デイリー杯2歳S、GII)の勝ち馬ロゼカラー(1993.2.15)、オールカマー(GII)など重賞4勝のロサード(1996.4.22)の弟となります。重賞勝ち馬を3頭も送り込んだ母ローザネイが優れた繁殖牝馬であることは言うまでもありませんが、この3頭の姉弟にはひとつの共通点があります。それは「母が前年に仔どもを産んでいない後の仔」という事です。ロゼカラーは母の初仔、ロサードは母が不受胎と流産後の2番仔、そしてヴィータローザは母が流産後の5番仔となっています。

ヴィータローザの最優性先祖は曾祖母父Luthier、形相の対象は祖母Riviere Doreeと判断しました。20世紀後半のTourbillon(1928)系種牡馬の白眉とも言えるLuthier。現役時代は仏国で10戦4勝。その主な勝ち鞍にはジャックルマロワ賞(現GI)、リュパン賞(現GI)、ノアイユ賞(現GII)があります。種牡馬としての代表産駒には、凱旋門賞(仏GI)馬Sagace(1980.5.26)、仏1000ギニー(GI)の勝ち馬Riverqueen−ヴィータローザの曾祖母−、パリ大賞(仏GI)の勝ち馬Galiani(1975)、同じくパリ大賞の勝ち馬ヤワ(1980.3.4)、伊オークス(GI)馬ライトバンク(1980.4.4)、同じく伊オークス馬Red Girl(1971)、サンクルー大賞(仏GI)の勝ち馬Guadanini(1974)、リュパン賞(仏GI)の勝ち馬ノーリュート(1978.3.21)、グランクリテリウム(仏GI)の勝ち馬Saint Cyrien(1980)、マッチメイカーS(米GI)の勝ち馬Warfever(1975)などがいます。また、列記したGI勝ち馬の他に、もっと日本に関わり深いLuthierの直仔がいますよね。ダンディルート(1972.5.10)。同種牡馬は、NHK杯(旧GII)の勝ち馬ビゼンニシキ(1981.4.26)、中山記念(GII)の勝ち馬トウショウペガサス(1979.5.16)、目黒記念・春(現目黒記念、GII)の勝ち馬トウショウゴッド(1977.4.13)などを送り込みました。

ヴィータローザの牝系は、仏国で受け継がれている1号族。↓に簡単な近親牝系図を示しておきます。

Riverqueen 1973 仏5勝 仏1000ギニー(GI) サンクルー大賞(GI) サンタラリ賞(GI)
|Riviere Doree 1980 仏2勝
||Rive du Sud 1987
|||コミラス 1996.1.17 レセルヴワール賞(仏GIII)
||ローザネイ 1988.2.9 仏1勝
|||ロゼカラー 1993.2.15 中央2勝 デイリー杯3歳S(GII)
||||ローズバド 1998.4.29 現役 フィリーズレビュー(GII)
|||ロサード 1996.4.22 現役 オールカマー(GII) 京阪杯(GIII) 小倉記念(GIII) 新潟3歳S(GIII)
|||ヴィータローザ 2000.4.9 (本馬)
|Reve de Reine 1981 仏3勝 ヴァントー賞(GIII)2着
||Rose de Thai 1986 仏米2勝 トーマスブライアン賞(仏GIII)3着
||Roi de Rome 1987 仏3勝 ギシュ賞(GIII)
|Minya 1984 仏1勝 サンドリンガム賞(GIII)3着
||Altieri 1998 現役 リボー賞(伊GII) メシドール賞(仏GIII)

姉、兄、姪が重賞勝ち馬。はは、言わずもがなの活力ですね(笑)。また、中島理論的な解釈を付け加えるならば、母が持つ料的遺伝値のクレジットは、「4.75」という強大な数値になっています。その結果、全兄ロサードの料的遺伝値の総和は「6.50」という数値となり、彼のタフさの裏付けとなっていることが伺えます。また、ヴィータローザの料的遺伝値の総和も、「5.50」と平均を大きく上回った数値になっています。

姉、兄、姪、そして橋口先生にとって悲願の「GI勝ち」を、ヴィータローザが成し遂げてくれるでしょうか。良血馬、秋に期す。期待して見守りましょう。

[2003年クラシック世代のGI候補生たち(牡馬編)]  目次へ戻る

2000〜2008  オオハシ  colorfulmelody.nakajima@gmail.com