2003年クラシック世代のGI候補生たち(牡馬編)

ビッグコング
  • 鹿毛
  • 2000.2.7生
  • 門別・下河辺牧場生産
  • 馬主・(有)ビッグ
  • 栗東・中尾正厩舎
ビッグコングの4代血統表
タイキシャトル
栗毛 1994.3.23
種付け時活性値:1.25
Devil's Bag
鹿毛 1981
Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958
Cosmah 1953.4.4 ♀
Ballade
黒鹿毛 1972
Herbager 1956
Miss Swapsco 1965
ウェルシュマフィン
鹿毛 1987.3.15
Caerleon
鹿毛 1980.3.27
Nijinsky 1967.2.21
Foreseer 1969
Muffitys
鹿毛 1982
Thatch 1970
Contrail 1968
ハイスピリット
鹿毛 1989.4.5
仔受胎時活性値:0.50
<中央0勝>
ナグルスキー
鹿毛 1981.1.27
種付け時活性値:1.75
Nijinsky
鹿毛 1967
Northern Dancer 1961
Flaming Page 1959
Deceit
黒鹿毛 1968
Prince John 1953
Double Agent 1959
マッチレスネイティヴ
鹿毛 1968.4.1
仔受胎時活性値:1.00
<米3勝>
Raise a Native
栗毛 1961.4.18
種付け時活性値:1.50
Native Dancer 1950.3.27
Raise You 1946
Royal Match
黒鹿毛 1964
仔受胎時活性値:0.75
<不出走>
Turn-to
鹿毛 1951
種付け時活性値:1.00
Cosmah
鹿毛 1953 ♀
仔受胎時活性値:0.50
<米9勝>
ビッグコングの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
タイキシャトル
(Hail to Reason系)
ナグルスキー
(Nijinsky系)
Raise a Native
(Native Dancer系)
Turn-to
(Royal Charger系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.25
(5歳時交配)
1.75
(7歳時交配)
1.50
(6歳時交配)
1.00
(12歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Turn-toの4代孫 Nearcoの4代孫 Phalarisの5代孫 Turn-to自身
ビッグコングのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
17/128 A  A  x  A
(0.66)
11.22 父初年度産駒
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ナグルスキー 2.75 伯母ロイヤルコスマー
(No.2-D)
7番仔
(7連産目)

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

皐月賞TR・若葉S(OP)2着で皐月賞の優先出走権を得ました、ビッグコング。

ビッグコングの最優性先祖&形相の対象は、母父ナグルスキーと判断しました。ナグルスキーは現役時代に北米で32戦7勝、2着3回、3着2回。その主な勝ち鞍にカナディアン・マチュリティ(加GII、芝10F)、ジョッキークラブS(加GII、芝10F)、ウッドローンS(米GIII、芝8F)があります。名うてのダートサイアーとして知られるナグルスキーですが、意外にも、自身は加国のターフチャンピオンでした。1985年11月に種牡馬として日本に輸入され、現在まで活躍馬を送り込んでいます。種牡馬としての代表産駒には、『東の1等星』ホクトベガ(1990.3.26)、帝王賞(現統一GI)、ウインターS(GIII)2回、フェブラリーH(旧GIII)などを勝ち、60.5kgを背負った武蔵野S(当時OP)でダート1600m1分34秒5の快時計を叩き出したナリタハヤブサ(1987.4.28)、サラブレッドチャレンジカップ(統一GIII)の勝ち馬ブラウンシャトレー(1997.5.17)、東京オータムジャンプ(J・GIII)の勝ち馬マキハタコンコルド(1995.5.9)、オープン特別3勝のサンエムキング(1992.3.20)、オープン特別2勝のヤグライーガー(1990.5.15)、中京記念(GIII)2着のブレスレット(1988.4.15)などがいます。ちなみに、ナグルスキーの祖母はDouble Agentという馬ですが、この牝馬からの別分枝に、ナリタトップロード(1996.4.4)が出ていますね。

ビッグコングの牝系は、2号族Cosmah系。↑の4代血統表のとおり、ビッグコングにはCosmah4×4の牝馬クロスがあります。直系曾祖父Haloは同牝系でもあるという事ですね。↓に簡単な近親牝系図を示しておきます。

Cosmah 1953.4.4 米9勝 アスタリタS(現米GI)他
|Tosmah 1961.4.12 米23勝 フリゼットS(現米GI) ベルデームS(現米GI)他
|Maribeau 1962.4.18 米4勝 ファウンテンオブユースS(現米GI)
|ファーザーズイメージ 1963.4.7 米7勝 アーリントンワシントンフューチュリティ(現米GII)2着 輸入種牡馬
|Royal Match 1964 不出走
||マッチレスネイティヴ 1968.4.1 米3勝
|||マッチレススピード 1981.4.23 中央4勝 白百合S(OP)
|||ロイヤルコスマー 1982.4.8 中央3勝 トパーズS(OP) 桜花賞(GI)2着
||||フサイチユーキャン 1997.3.9 現役 4歳牝馬特別(現フローラS、GII)3着
|||ハイスピリット 1989.4.5
||||ビッグコング 2000.3.31 (本馬)
||Hardliner 1974 不出走
|||John's Gold 1979 米6勝 ロングフェローH(GII)など重賞4勝
|Queen Sucree 1966 米1勝
||Cannonade 1971 米7勝 ケンタッキーダービー(GI)など重賞3勝
||Circle Home 1972 米4勝 ケンタッキージョッキークラブS(米GIII)
||ワッスルタッチ 1983.3.29 英3勝 輸入種牡馬
|Love of Learning 1967.5.8 米1勝
||Ring of Truth 1975 米24勝 スタイミーH(GIII)2着
||テューター 1985 英0勝 輸入種牡馬
|Halo 1969.2.7 米9勝 ユナイテッドネイションズH(GI)など重賞3勝
|La Dame Du Lac 1973 不出走
||Magloire 1982 米5勝 ラウンドテーブルH(GII)3着
||レイクコモ 1985.3.21 愛仏4勝 アングルシーS(愛GIII) 輸入種牡馬
||Single Combat 1987 愛豪2勝 アングルシーS(愛GIII)
||Heeremandi 1995 愛英仏2勝 モルニ賞(仏GI)3着

近親牝系図に示さなかった近親の活躍馬はたくさんいます。たとえば、ローマンエンパイア(1999.2.26)カネトシディザイア(1999.3.22)なども同牝系ですね。さすがに活力がある牝系は大変なので、これくらいでお願いします(泣)。

初年度から目覚ましい活躍を見せるタイキシャトルの仔どもたち。ビッグコング、父の名をさらに高めることができるでしょうか。楽しみにしましょう。

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