2002年クラシック牡馬編

ローエングリン
  • 栗毛
  • 1999.6.8生
  • 千歳・社台ファーム生産
  • 馬主・(有)社台レースホース
  • 美浦・伊藤正徳厩舎
ローエングリンの4代血統表
Singspiel
鹿毛 1992.2.25
種付け時活性値:1.50
In the Wings
鹿毛 1986
Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer 1961.5.27
Fairy Bridge 1975
High Hawk
鹿毛 1980
Shirley Heights 1975
Sunbittern 1970
Glorious Song
鹿毛 1976
Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958
Cosmah 1953.4.4
Ballade
黒鹿毛 1972
Herbager 1956
Miss Swapsco 1965
カーリング
鹿毛 1992.2.17
仔受胎時活性値:1.50
<仏オークス馬>
Garde Royale
青鹿毛 1980
種付け時活性値:0.75
Mill Reef
鹿毛 1968.2.23
Never Bend 1960
Milan Mill 1962
Royal Way
芦毛 1969
Sicambre 1948
Right Away 1963
Corraleja
鹿毛 1982
仔受胎時活性値:0.25
<仏0勝>
Carvin
鹿毛 1962
種付け時活性値:0.75
マリーノ 1956.3.6
Coraline 1957
Darling Dale
鹿毛 1976
仔受胎時活性値:1.25
<仏3勝>
Tyrant
鹿毛 1966
種付け時活性値:0.25
Treat
1965
仔受胎時活性値:0.50
ローエングリンの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
Singspiel
(Northern Dancer系)
Garde Royale
(Never Bend系)
Carvin
(Wild Risk系)
Tyrant
(Bold Ruler系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.50
(6歳時交配)
0.75
(11歳時交配)
0.75
(19歳時交配)
0.25
(9歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Nearcoの5代孫 Nasrullahの3代孫 Eclipseの15代孫 Nasrullahの孫
ローエングリンのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
15/128 A  A  B  A
(0.75)
11.25 父初年度産駒
Garde Royale
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Singspiel
(Ballade)
3.50 母がGI勝ち馬
(No.4-P)
2番仔
(2連産目)

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

3歳馬ながら果敢に宝塚記念(GI)に挑戦します、ローエングリン。思えば、阪神の芝2200mは若草Sを勝った舞台でもあります。

ローエングリンの最優性先祖は父Singspiel、形相の対象はBalladeと判断しました。Singspielは現役時代に英仏米日UAEで20戦9勝、2着8回。その主な勝ち鞍に第2回ドバイワールドカップ(現UAEGI)、第16回ジャパンカップ(GI)、コロネーションC(英GI)、英インターナショナルS(英GI)、カナディアンインターナショナルS(GI)などがあります。芝2400m、ダート2000m、芝12ハロン、芝10ハロンという施行条件の違いをものともせず、世界のGI級レースを駆けた名馬です。まったく個人的な趣味となりますが、このSingspielと第17回ジャパンカップを勝ったピルサドスキー(1992.4.23)、マイケル・スタウト厩舎のステーブルメイト2頭は、好きな[外]馬でした。全身を使った、一生懸命なその走りっぷりが好きだったんですね。閑話休題、Singspielの代表産駒は、現3歳世代だけですが、ダンテS(英GII)の勝ち馬で英ダービー(GI)3着のMoon Ballad(1999.3.4)がいます−この馬の母父がシャーディー(1986.5.20)というのも泣かせます−。また、日本に導入されている産駒には、本馬ローエングリンの他にアサクサデンエン(1999.3.22)がいます。

ローエングリンの牝系は、4号族Treat系。母カーリングは仏オークス(GI)、ヴェルメイユ賞(仏GI)、レゼルヴォワール賞(仏GIII)、ゴントービロン賞(仏GIII)と重賞4勝を挙げた名牝です。近親の活躍馬というと、4代母Treatの別分枝にロイヤルメアズ賞(伊GIII)を勝ったCurrent Bay(1976)がいるくらいです。カーリングは、地味に継承されてきた牝系から出た活躍馬でした。

古馬との斤量5kg差、果たしてその恩恵で好勝負に持ち込めるでしょうか。いずれにせよ、チャレンジ。

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