2002年クラシック牡馬編

(父)マイソールサウンド
  • 栗毛
  • 1999.4.8生
  • 門別・長田ファーム生産
  • 馬主・佐野清氏
  • 栗東・西浦勝一厩舎
マイソールサウンドの4代血統表
タマモクロス
芦毛 1984.5.23
種付け時活性値:1.25

シービークロス
芦毛 1975.5.5
フォルティノ
芦毛 1959.4.19
Grey Sovereign 1948
Ranavalo 1954
ズイショウ
芦毛 1968.3.19
パーソロン 1960
キムラス 1961
グリーンシャトー
栗毛 1974.2.10
シャトーゲイ
栗毛 1960.2.29
Swaps 1952.3.1
Banquet Bell 1951
クインビー
鹿毛 1966.4.16
★テューダーペリオッド 1957
コーサ 1960.4.8
チアズスミレ
鹿毛 1995.4.8
仔受胎時活性値:0.75
<不出走>

サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:0.00
★Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason 1958.4.18
Cosmah 1953.4.4
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding 1963.2.17
Mountain Flower 1964.3.23
グリーンスミレ
鹿毛 1985.4.3
仔受胎時活性値:0.25
<中央2勝>
ノーザリー
鹿毛 1972.4.29
種付け時活性値:1.00
Northern Dancer 1961.5.27
Politely 1963
エリモスミレ
黒鹿毛 1975.5.5
仔受胎時活性値:0.25
<不出走>
テスコボーイ
黒鹿毛 1963
種付け時活性値:0.75
オズモース
黒鹿毛 1966.1.27
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
<海外1勝>
マイソールサウンドの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
タマモクロス
(フォルティノ系)
サンデーサイレンス
(Hail to Reason系)
ノーザリー
(Northern Dancer系)
テスコボーイ
(Princely Gift系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.50
(14歳時交配)
0.00
(8歳時交配)
1.00
(12歳時交配)
0.75
(11歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Nasrullahの4代孫 Nearcoの5代孫 Nearcoの3代孫 Nasrullahの孫
マイソールサウンドのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
6/128 A  A  A  A
(1.00)
6.00   
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
タマモクロス
(グリーンシャトー)
3.25 or 1.25 伯父チアズサイレンス
(No.9-C)
初仔

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

白百合Sを勝ちました、マイソールサウンド。芦毛のタマモクロス、鹿毛のチアズスミレの仔なのに、自身は栗毛の馬体の持ち主です。

マイソールサウンドの最優性先祖は父タマモクロス、形相の対象は父母グリーンシャトーと判断しました。中島理論的にも、栗毛の遺伝はグリーンシャトー経由でなされたということですね。タマモクロスは現役時代に中央で18戦9勝。その主な勝ち鞍に天皇賞・春(GI)、天皇賞・秋(GI)、宝塚記念(GI)、阪神大賞典(GII)、鳴尾記念(当時GII)、金杯(GIII)があります。史上初めて天皇賞を2勝した馬として知られています。馬主である三野道夫オーナーは昭和天皇と同い年で、明治生まれの人間らしく、天皇賞の制覇を大変に喜ばれたそうです。さて、タマモクロスの種牡馬としての代表産駒には、AJC杯(GII)など重賞3勝のカネツクロス(1991.3.18)、神戸新聞杯(GII)を勝ったシロキタクロス(1993.3.13)、シンザン記念(GIII)とチューリップ賞(GIII)を勝ったダンツシリウス(1995.3.29)、ダイヤモンドS(GIII)を制したタマモイナズマ(1994.5.3)、シリウスS(GIII)の勝ち馬マコトライデン(1994.5.18)、カブトヤマ記念(GIII)を制したテイエムトッキュー(1994.5.12)などがいます。個人的には、フジワンマンクロス(1990.3.15)が洛陽S(OP)を勝った時の、「京都マイル戦で外枠発進、向こう正面を内に切れ込まず馬場中央を走り続け、先頭に立ってそのまま押し切り勝ち」が印象に残っています。マニアックやなぁ(笑)。

マイソールサウンドの牝系は、9号族オズモース系。母チアズスミレは不出走ですが、伯父にチアズサイレンス(1993.4.17)がいます。同馬は通算57戦6勝(中央平地4勝+中央障害1勝+地方1勝)。その主な勝ち鞍には名古屋優駿(現統一GIII)、オーシャンS(OP)、谷川岳S(OP)があり、3歳春にはスプリングS(GII)でバブルガムフェロー(1993.4.11)の2着に食い込んだこともあります。他の主な近親としては、祖母グリーンスミレの1歳年下の全妹プリンセスダンサー(1986.3.12)の直仔に、メイショウアムール(1991.3.26)がいます。同馬は通算53戦11勝(中央8勝+地方3勝)。その主な勝ち鞍にはブリーダーズGC(現統一GII)2回、KBC杯(OP)などがあります。

春のクラシックには間に合いませんでしたが、秋には頑張って欲しい1頭です。タマモクロスの仔にも、ひとつはGIを勝って欲しいですね。

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