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ひとり24時間マラソン。否。ひとり18時間53分走り歩き。

  • 2008-06-22 (日) 0:35
  • 雑記

エド・はるみさんが24時間テレビのマラソンランナーに選ばれたということ。エドさんは毎日10km走っていらっしゃるそうですが、炎天下の超長距離走、十二分にお気をつけになって。

さて、マラソンといえば、私、心の闇に囚われていた時、具体的には1999年12月26日のことですけれど、ひとりで、100kmほどの距離を走って歩いたことがありました。

当時住んでいた大阪府寝屋川市から滋賀県彦根市の実家まで。所要時間は18時間53分の一人旅。午前4時30分に出発して、家に着いたのが午後11時23分。

寝屋川市から京都府の淀-京都競馬場があるところ-までは調子よく走っていたんですよ。京阪電車の線路沿いに走り、およそ20kmを2時間くらいでつないだので、「あー、全然楽勝や。何も運動していないのにこんだけ走れるんやったら、まだまだ捨てたものではないなぁ」と、思ったのでした。昔取った杵柄、ダテに10kmを32分台で走っていた訳ではありません。

けれど、現役を遠ざかった身体はウソをつけないもの。淀を超えた後、走ることがままならなくなったんですね。足が上がらない(笑)

しかし、なんとか歩みを進めて、京都府の清水寺のすぐそばまで来たところで、時間は午前10時30分。そこで実家に「今、京都。家に帰る途中」と電話連絡を入れました。電話に出た3番目の妹が「気をつけて」と言ってくれた後、「京都から歩いて帰るから」と告げたところ、「ヴェエエ、何やってんの、お兄ちゃん」と呆れられたことを今でも覚えています(笑)

京都府から滋賀県へは、蝉丸の「これやこの 行くも帰るも分かれては 知るも知らぬも 逢坂の関」の句が道路脇の斜面に埋め込まれている逢坂の関を歩いて超えました。

滋賀県に入ってからは国道沿いに北上し、国道1号線と国道8号線の接続場所でトラックにひかれそうになりました(笑)

道すがら、折々に見えるJR琵琶湖線に何度か「乗ろうか?」と自問しました。でも、当時の私にはヘンコ(注:関西弁で「偏屈者」の意味)な根性があったのでした。「なんとか帰ってやる」と、歩くことを続けたのでした。

1999年12月26日は日曜日でした。なぜ覚えているかというと、その当日に競馬の第44回有馬記念(GI)が施行されたからです(笑)。出走時刻の午後3時20分。私は滋賀県の草津市街に居ました。薬局で鎮痛消炎剤を買い求めた後、「レースだけは見ておこう」と、電気店の街頭テレビでレースを見ていました。

http://jp.youtube.com/watch?v=dq0hXHC3YBg&fmt=18

「うわ、スペシャルウィーク、秋のGI3連勝、やりよったで」。レース直後にそう思いました。しかし、実際にはグラスワンダーが、わずかに4cmだけ先んじて、ゴール板を通過していました。512kgの栗毛馬、最後の最後、464kgの黒鹿毛馬に先着は許しませんでした。

レースを見終えた後、冬の短い夕間暮れと共に北上を再開した私。草津から実家まではおよそ30kmほど。おぼつかない足取りで、とぼとぼと、徒歩を繰り返しました。

それでも、歩みをやめなければ、自分の知る景色が現れます。近江八幡市を超え、安土城跡が見えてきた時には、とうに陽は落ちていました。けれど、私の心には光明が差してきました。マラソンランナーの君原健二さんよろしく、『次の電柱まで、次の電柱まで』と、念じながら歩いていました。

そうこうしているうちに、高校時代によく走った山が見えてきて、本当に帰ってきたことを実感しました。その時には田舎道を歩いていた私。目の前の往来を行く車のテールランプの綺麗さを鮮明に覚えています。「あー、やっと、ここまで帰ってきた」と、思わず涙が出そうになったのでした。

クタクタになりながら到着した我が家。それでも、在宅だった家族は皆待ってくれていました。多謝多謝。

所要時間は18時間53分の一人旅。思えば、アホなことをしたものでした。けれど、いまでは良い思い出。肉体的にあれよりつらいことは、そうそうありません(笑)

ではでは、今日はこのへんで♪

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