ブルー0について

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ある馬の血統構成に牡馬の有数値のクロスがあったとします。 その有数値でクロスしている牡馬の直父系4代以内にグリーン0、オレンジ0の先祖がいれば、 ブルー0として取り扱われます。

中島氏のブルー0の説明を以下に抜粋しておきます。

「フサイチコンコルドは Turn‐to により Nearco が0であり、Northern Dancer の母 Natalma と Nearctic の母 Lady Angela のクロスと分離する。牝は太陽のサイクルの支配下にないため、クロスした場合、つねに0×0となり、Nearco 、Lady Angela 、Native Dancer 、Almahmoud は全ての先祖が0である。」

−『競馬最強の法則』誌、97年6月号、P117より抜粋。−

フサイチコンコルド(1993.2.11)の Northern Dancer 3×3の場合、Nearco:オレンジ0、Lady Angela 、Natalma:ピンク0、Nearctic 、Northern Dancer:ブルー0の塗り分けになります。オレンジ0、ピンク0は該当馬以降のすべての先祖に色塗りしてOKですが、ブルー0は該当馬だけです。

詳しくはフサイチコンコルドの5代血統表(<table>タグ使用。サイズ、約8キロバイト)をご覧ください。

たとえ有数値のクロスになっていても、直父系4代以内にグリーン0、オレンジ0があるならば、大きな弊害は無いというのがブルー0です。中島氏の経験則、ということでしょう。

ただし、大きな弊害は無いと言うものの、自身の近い代にブルー0を持つ重賞勝ち馬を見ると、例で挙げたフサイチコンコルドは料的遺伝値が6.00と強大でしたが、逆体温の体質でした。1998年のオークス馬・エリモエクセル(1995.5.18)はハマった時にはメチャクチャ強いですが、ハマらなければダメという難しい馬です。1999年の秋華賞馬・ブゼンキャンドル(1996.4.24)は一発屋という感じがします。パッと咲いて見せる時は凄い。

自身の近い代にブルー0を持つ馬というのは、体調のピークの時期を見極めるのが難しいですね。ノコギリ型の調子の馬が多い感じがします。レース内容の良い悪いがハッキリしている気もします。そんな訳で、「グリーン0、イエロー0、オレンジ0、ピンク0よりは割引き」というのが私の考え方です。

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