2003年クラシック世代のGI候補生たち(牝馬編)

センターアンジェロ
  • 栗毛
  • 2000.4.8生
  • 三石・ケイアイファーム生産
  • 馬主・中野優氏
  • 栗東・伊藤雄二厩舎
センターアンジェロの4代血統表
オペラハウス
鹿毛 1988.2.24
種付け時活性値:0.75
Sadler's Wells
鹿毛 1981.4.11
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason 1968
Special 1969.3.28
Colorspin
鹿毛 1983
High Top
黒鹿毛 1969
Derring-Do 1961
Camenae 1961
Reprocolor
栗毛 1976
Jimmy Reppin 1965
Blue Queen 1967
サマーミストレス
栗毛 1985.4.27
仔受胎時活性値:1.50
<不出走>
Master Willie
栗毛 1977
種付け時活性値:1.75
High Line
栗毛 1966
★ハイハット 1957
Time Call 1955
Fair Winter
栗毛 1964
Set Fair 1949
Winter Gleam 1959
Midsummer Magic
栗毛 1980
仔受胎時活性値:1.00
<不出走>
Northern Dancer
鹿毛 1961
種付け時活性値:0.50
Nearctic 1954
Natalma 1957.3.26
Fleur
鹿毛 1964
仔受胎時活性値:1.75
<米3勝>
Victoria Park
鹿毛 1957.5.10
種付け時活性値:1.50
Flaming Page
鹿毛 1959.4.24
仔受胎時活性値:1.00
<北米4勝>
センターアンジェロの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
オペラハウス
(Northern Dancer系)
Master Willie
(Hyperion系)
Northern Dancer
(Nearctic系)
Victoria Park
(Teddy系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
0.75
(11歳時交配)
1.75
(7歳時交配)
0.50
(18歳時交配)
1.50
(6歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Northern Dancerの孫 Whaleboneの12代孫 Northern Dancer自身 Bend Orの10代孫
センターアンジェロのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
12/128 A  C  A  G
(0.33)
3.96 Master Willie
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Master Willie
(Set Fair)
5.25 近親The Minstrel
(No.8-F)
9番仔
(2年連続不受胎後)

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

未勝利戦勝ち後のアネモネS(OP)を見事に制しました、センターアンジェロ。さすが牝馬の扱いが上手い伊藤雄二先生。クラシックを前にして、キッチリと仕上げられますね(苦笑)。

センターアンジェロの最優性先祖は母父Master Willie、形相の対象はSet Fairと判断しました。Master Willieは現役時代に18戦7勝。その主な勝ち鞍にエクリプスS(英GI)、コロネーションC(英GI)、ベンソン&ヘッジスゴールドカップ(現英チャンピオンS、GI)、ジョッキークラブS(英GIII)があり、英ダービーではHenbit(1977)の2着があります。種牡馬としての代表産駒には、エディリードH(米GI)の勝ち馬でオセアニアで種牡馬として成功したDeputy Governor(1984)、共和国大統領賞(伊GI)の勝ち馬Hollywood Dream(1991)、ピーターソンH(米GII)の勝ち馬Master Speaker(1985)、ナイアガラH(米GII)の勝ち馬Master Treaty(1984)、ジムクラックS(英GII)の勝ち馬Chilly Billy(1992)、クレオパトル賞(仏GIII)の勝ち馬Birthday Fever(1984)、ハネムーンH(米GIII)の勝ち馬Masake(1988)、伊セントレジャー(GIII)の勝ち馬Pay Me Back(1990.2.28)−メイショウドトウ(1996.3.25)の半兄−、ローレルターフCH(米GIII)の勝ち馬Master Dreamer(1988)、チョイスH(米GIII)の勝ち馬Master Chirstopher(1985)等がいます。貴重なHyperionの3代孫、すなわちWhaleboneの12代孫として、血統構成上、重要な役目を果たしています。

センターアンジェロの牝系は、かのE.P.テイラーが育んだ8号族。↓に簡単な近親牝系図を示しておきます。

Flaming Page 1959.4.24 北米4勝 クイーンズプレート−加国三冠の緒戦−
|Fleur 1964 米3勝
||Far North 1973 仏愛3勝 サンロマン賞(仏GIII)
||The Minstrel 1974 英愛7勝 英ダービー(GI) 愛ダービー(GI) "キング・ジョージ"(英GI)等重賞5勝
||Midsummer Magic 1980 不出走
|||サマーミストレス 1985.4.27 不出走
||||センターアンジェロ 2000.4.8 (本馬)
|Nijinsky 1967.2.21 英愛仏11勝 英三冠 愛ダービー(GI) "キング・ジョージ"等重賞10勝
|ミンスキー 1968.3.25 米愛英加8勝 テトラークS(愛GIII) グラッドネスS(愛GIII)

近親にNijinsky、The Minstrelと来たら、それだけで充分ですよね(苦笑)。なお、近親牝系図には示しませんでしたが、日本で種牡馬として成功したモーニングフローリック(1975.4.10)も近親となります。

中山の芝1600mを1分34秒6で勝ち切るのですから、それはフロックではないでしょう。センターアンジェロ、牝馬クラシック戦線の「台風の目」となる事ができるでしょうか。楽しみにしましょう。

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