2003年クラシック世代のGI候補生たち(牡馬編)

ウインクリューガー
  • 牡
  • 栗毛
  • 2000.2.13生
  • 静内・橋本牧場生産
  • 馬主・(株)ウイン
  • 栗東・松元茂樹厩舎
ウインクリューガーの4代血統表
タイキシャトル
栗毛 1994.3.23
種付け時活性値：1.25		 Devil's Bag
鹿毛 1981		 Halo
黒鹿毛 1969.2.7		 Hail to Reason 1958
Cosmah 1953.4.4
Ballade
黒鹿毛 1972		 Herbager 1956
Miss Swapsco 1965
ウェルシュマフィン
鹿毛 1987.3.15		 Caerleon
鹿毛 1980.3.27		 Nijinsky 1967.2.21
Foreseer 1969
Muffitys
鹿毛 1982		 Thatch 1970
Contrail 1968
インヴァイト
鹿毛 1986.2.4
仔受胎時活性値：1.25
<英2勝>		 Be My Guest
栗毛 1974.4.12
種付け時活性値：0.75		 Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27		 Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
What a Treat
鹿毛 1962		 Tudor Minstrel 1944.2.16
Rare Treat 1952
Burghclere
鹿毛 1977
仔受胎時活性値：2.00(0.00)
<英1勝>		 Busted
鹿毛 1963
種付け時活性値：1.25		 ★Crepello 1954
Sans Le Sou 1957
Highclere
鹿毛 1971
仔受胎時活性値：1.25
<英仏3勝。GI2勝>		 Queen's Hussar
鹿毛 1960
種付け時活性値：0.50
Highlight
鹿毛 1958
仔受胎時活性値：1.00
<英2勝>
ウインクリューガーの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
父 母父 祖母父 曾祖母父
タイキシャトル
(Hail to Reason系)		 Be My Guest
(Northern Dancer系)		 Busted
(Blandford系)		 Queen's Hussar
(Fairway系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.25
(5歳時交配)		 0.75
(11歳時交配)		 1.25
(13歳時交配)		 0.50
(歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Nearcoの6代孫 Nearcoの3代孫 Birdcatcherの11代孫 Phalarisの5代孫
ウインクリューガーのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)		 潜在能力値 少ない血etc
15/128 A  A  F  A
(0.75)		 11.25 Busted
Queen's Hussar
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
タイキシャトル 5.50 or 3.50 近親Nashwan
(No.2-F)		 9番仔
(4連産目)

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

最近は出世レースの相を示しているアーリントンカップ(GIII)を制しました、ウインクリューガー。

ウインクリューガーの最優性先祖&形相の対象は、父タイキシャトルと判断しました。タイキシャトルは現役時代に中央、仏国で13戦11勝、2着1回、3着1回。その主な勝ち鞍にジャックルマロワ賞(仏GI)、安田記念(GI)、マイルCS(GI)2回、スプリンターズS(GI)、京王杯SC(GII)、スワンS(GII)、ユニコーンS(GIII)があります。栗毛の金髪よろしく、芝でもダートでも、晴の良馬場でも雨の重馬場でも、どんな時でも強かった近年の最強マイラーですね。その天賦の才は、自身一代だけのものかと思いましたが、そんなことはまったくなく、種牡馬としても良駒を次々と送り込み、中央のファーストクロップリーディングサイアーに輝きました。その代表産駒には、ウインクリューガーの他に、ききょうS(OP)を制したゴールデンキャスト(2000.3.1)、札幌2歳S(GIII)や京成杯(GIII)で2着となったテイエムリキサン(2000.4.13)などがいます。

ウインクリューガーの牝系は、欧州で受け継がれている2号族。近親には活躍馬がズラリと並んでいます。↓の近親牝系図をご参照ください。

Highlight　1958　英2勝
｜Highclere　1971　英仏3勝　仏オークス(GI)　英1000ギニー(GI)
｜｜ミルフォード　1976.4.29　英3勝　プリンセスオブウェールズS(GII)など重賞3勝
｜｜Burghclere　1977　英3勝
｜｜｜Capo di Monte　1982　英米仏5勝　ヴィンランドH(米GIII)
｜｜｜インヴァイト　1986.2.4　英2勝
｜｜｜｜ウインクリューガー　2000.2.13　(本馬)
｜｜｜ウインドインハーヘア　1991.2.20　英愛独3勝　アラルポカル(独GI)
｜｜｜｜Veil of Avalon　1997　米英仏7勝　デラローズH(米GIII)
｜｜Height of Fashion　1979　英5勝　プリンセスオブウェールズS(GII)など重賞3勝
｜｜｜Alwasmi　1984　海外3勝　ジョンポーターS(英GIII)
｜｜｜Unfuwain　1985　英仏6勝　プリンセスオブウェールズS(GII)など重賞4勝
｜｜｜Nashwan　1986　英仏6勝　英ダービー(GI)　英2000ギニー(GI)　"キング・ジョージ"(GI)　エクリプスS(英GI)
｜｜｜Nayef　1998　現役　英チャンピオンS(GI)　英インターナショナルS(GI)　ドバイシーマクラシック(GI)
｜｜Highbrow　1985　英1勝　
｜｜｜Blueprint　1995　英米仏9勝　サンセットH(米GII)など重賞3勝

女王陛下ゆかりの牝系、母系の重厚な欧州血統と、タイキシャトルの素軽さが上手にマッチングしたということでしょうか。ちなみに、ウインクリューガーの叔母であるウインドインハーヘアは、お腹にアラジの仔を受胎した状態で、1995年のアラルポカルに勝った馬として知られています。

管理される松元茂樹調教師によると、マイル路線に進むか、クラシック路線に進むかはまだ未定ということ。どの路線に進むにせよ、楽しみな若駒です。

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