2003年クラシック世代のGI候補生たち(牡馬編)

(外)ワンダフルデイズ
  • 栗毛
  • 2000.3.16生
  • 米国・John J. Greely III生産
  • 馬主・前田幸治氏
  • 栗東・武田博厩舎
ワンダフルデイズの4代血統表
ボストンハーバー
鹿毛 1994.4.4
種付け時活性値:1.25
Capote
黒鹿毛 1984
Seattle Slew
黒鹿毛 1974.2.15
Bold Reasoning 1968.4.29
My Charmer 1969.3.25
Too Bald
黒鹿毛 1964
★Bald Eagle 1955
Hidden Talent 1956
Harbor Springs
栗毛 1989
Vice Regent
栗毛 1967.4.29
Northern Dancer 1961.5.27
Victoria Regina 1958
Tinnitus
栗毛 1975
Restless Wind 1956
Dors 1959
My Cherie
栗毛 1993
仔受胎時活性値:1.50
<不出走>
Woodman
栗毛 1983.2.17
種付け時活性値:0.25
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961
Gold Digger 1962
プレイメイト
栗毛 1975.4.12
Buckpasser 1963.4.28
Intriguing 1964
Laylitna
鹿毛 1978
仔受胎時活性値:1.50
<仏0勝>
★Key to the Mint
鹿毛 1969
種付け時活性値:0.00
Graustark 1963
Key Change 1959
Furl Sail
鹿毛 1964
仔受胎時活性値:1.25
<米17勝。現GI2勝>
Revoked
青鹿毛 1943
種付け時活性値:1.00
Windsail
1953
仔受胎時活性値:0.50
ワンダフルデイズの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
ボストンハーバー
(Bold Ruler系)
Woodman
(Raise a Native系)
Key to the Mint
(Ribot系)
Revoked
(Black Toney系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.25
(5歳時交配)
0.25
(9歳時交配)
0.00
(8歳時交配)
1.00
(20歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Phalarisの9代孫 Phalarisの7代孫 Eclipseの17代孫 Whaleboneの13代孫
ワンダフルデイズのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
14/128 A  x  B  z
(0.25)
3.50 Revoked
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ボストンハーバー 4.75
(No.8-H)
2番仔
(2連産目)

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

クリスタルカップ(GIII)で1分8秒2の好時計勝ちを収めました、ワンダフルデイズ。さすがに歴戦の強み。ダテにGIで2番人気を集めていた訳ではありませんでした。

ワンダフルデイズの配合は、父ボストンハーバーと母父Woodmanを眺めたならば、いかにも「米国生まれの快速野郎」という感じです。しかし、祖母父にKey to the Mint、曾祖母父にRevokedを持ってきているところに、上手さを感じます。底力を補っていますね。

ワンダフルデイズの最優性先祖&形相の対象は、父ボストンハーバーと判断しました。ボストンハーバーは、現役時代に北米で8戦6勝。その主な勝ち鞍にブリーダーズカップ・ジュヴェナイル(米GI)−父Capoteとの親仔制覇−、ブリーダーズ・フューチュリティ(米GII)、バシュフォードマナーS(米GIII)、ケンタッキーカップジュヴェナイルS(米GIII)があります。仕上がりの早さに定評があるCapoteの仔の例にもれず、ボストンハーバーも2歳戦で良績を残しました。種牡馬として1998年から米国で供用され、2002年からは日本で供用されています。その代表産駒には、ワンダフルデイズの他に、ジェロームH(米GII)の勝ち馬Boston Common(1999)、ゴールデンロッドS(米GII)の勝ち馬My Boston Gal(2000)、カウディンS(米GIII)の勝ち馬Boston Bull(2000)、クロッカスS(OP)の勝ち馬カフェボストニアン(1999.2.23)などがいます。

ワンダフルデイズの牝系は、米国で受け継がれている8号族。曾祖母Furl Sailは米国で34戦17勝を挙げた名牝です。いわゆる「ニューヨーク牝馬三冠」のうち、ニ冠を制しています。↓にとても簡単な近親牝系図を示しておきます。

Furl Sail 1964 米17勝 マザーグースS(米GI) エイコーンS(現米GI)など
|Laylitna 1978 仏0勝
||Green Line Express 1986 英米仏5勝 デュークオブヨークS(英GIII)など
||My Cherie 1993 不出走
|||ワンダフルデイズ 2000.3.16 (本馬)
|Up Sail 1986 米7勝 
||Sincerely 1997 デラウェアオークス(米GIII)

「スプリンター」としての才能を示したワンダフルデイズ。3歳春は「マイラー」としての能力を確かめられることになるのでしょうか。いずれにしても、彼にとって、『素晴らしき日々』となりますように。

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