2003年クラシック世代のGI候補生たち(牡馬編)

(父)(市)トーセンオリオン
  • 鹿毛
  • 2000.3.20生
  • 門別・富川牧場生産
  • 馬主・島川隆哉氏
  • 美浦・萩原清厩舎
トーセンオリオンの4代血統表
カリスタグローリ
鹿毛 1988.3.11
種付け時活性値:0.75
ブレイヴェストローマン
鹿毛 1972.5.19
Never Bend
鹿毛 1960.3.15
Nasrullah 1940.3.2
Lalun 1952
Roman Song
鹿毛 1955
Roman 1937
Quiz Song 1948
ロッチテスコ
鹿毛 1975.2.16
テスコボーイ
黒鹿毛 1963
Princely Gift 1952
Suncourt 1952
スターロッチ
鹿毛 1957.4.16
★ハロウェー 1940
コロナ 1943.4.20
ペルソナソレイユ
栗毛 1988.3.5
仔受胎時活性値:0.75
<不出走>

ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
種付け時活性値:0.00
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Lady Victoria
黒鹿毛 1962.2.20
Victoria Park 1957.5.10
Lady Angela 1944 ♀
ペルソナ
鹿毛 1982.3.23
仔受胎時活性値:1.25
<海外3勝。仏GII1勝>
Sanhedrin
栗毛 1974
種付け時活性値:1.75
Good Counsel 1968
Battaglia 1962
Angelina
鹿毛 1974
仔受胎時活性値:1.75
<不出走>
Shantung
鹿毛 1956
種付け時活性値:0.25
Mademoiselle
鹿毛 1967
仔受胎時活性値:1.50
<海外1勝>
トーセンオリオンの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
カリスタグローリ
(Never Bend系)
ノーザンテースト
(Northern Dancer系)
Sanhedrin
(Hail to Reason系)
Shantung
(Prince Bio系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
0.75
(11歳時交配)
0.00
(16歳時交配)
1.75
(7歳時交配)
0.25
(17歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Nearcoの4代孫 Nearcoの3代孫 Nearcoの5代孫 Eclipseの16代孫
トーセンオリオンのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
10/128 A  A  A  B
(0.66)
6.60 Sanhedrin
Shantung
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Sanhedrin
(Battaglia)
5.25 全姉コバノキャンティ
(No.31)
8番仔
(流産後)

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

クリスマスローズS、クロッカスSとオープン特別を連勝しました、トーセンオリオン。

トーセンオリオンの父はカリスタグローリ。今となっては若干の説明が必要な種牡馬でしょうか。同馬は現役時代に中央で6戦3勝。その主な勝ち鞍にクリスタルカップ(GIII)があります。名繁殖系であるスターロッチ系の血を見込まれて、マイナー成績ではありますが、種牡馬となりました。初年度の種付け頭数が9頭から始まった種牡馬生活でしたが、徐々に種付け頭数は増えていき、現在では年間30頭ほどの種付け頭数を集めています。トーセンオリオンはカリスタグローリの6年度産駒になります。カリスタグローリの6年度までの種付け総数は154頭、産駒数は105頭ということです。人気種牡馬ならば、1年でこなしてしまう頭数ですね。しかし、それだけに各世代の産駒に価値があるというものです。

トーセンオリオンの最優性先祖は祖母父Sanhedrin、形相の対象はSanhedrinの母Battagliaと判断しました。Sanhedrinの詳しい成績は現在調査中ですが、ベルモントS(米GI)でSeattle Slew(1974.2.15)の3着の成績はあるようです。

トーセンオリオンの牝系は、欧州で受け継がれている31号族。近親の主な活躍馬には、祖母ペルソナ。同牝馬は海外3勝を挙げ、その主な勝ち鞍にポモーヌ賞(仏GII)があります。また、トーセンオリオンの全姉に、中央4勝を挙げて現役として活躍中のコバノキャンティ(1996.3.22)がいます。生産者の富川牧場さんは、ペルソナソレイユとカリスタグローリの相性の良さを感じ取られたのか、1998年から2001年まで、4年連続で同じ交配をされているようです。

果たして、並み居る良血馬を相手にして、マイナー父系馬が「アッ」と言わせることができるでしょうか。そうなれば痛快。カマシたれ、トーセンオリオン。

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