2003年クラシック世代のGI候補生たち(牡馬編)

ホシコマンダー
  • 黒鹿毛
  • 2000.5.12生
  • 新冠・隆栄牧場生産
  • 馬主・永井武氏
  • 栗東・増本豊厩舎
ホシコマンダーの4代血統表
コマンダーインチーフ
鹿毛 1990.5.18
種付け時活性値:0.25
ダンシングブレーヴ
鹿毛 1983.5.11
Lyphard
鹿毛 1969
Northern Dancer 1961.5.27
Goofed 1960.3.29
Navajo Princess
鹿毛 1974.3.31
Drone 1966
Olmec 1966
Slightly Dangerous
鹿毛 1979
▲Roberto
鹿毛 1969.3.16
Hail to Reason 1958.4.18
Bramalea 1959.4.12
Where Your Lead
栗毛 1970
★Raise a Native 1961
Noblesse 1960
シネマライフ
鹿毛 1992.3.20
仔受胎時活性値:1.75
<中央0勝>
マルゼンスキー
鹿毛 1974.5.19
種付け時活性値:0.25
Nijinsky
鹿毛 1967.2.21
Northern Dancer 1961.5.27
Flaming Page 1959.4.24
シル
鹿毛 1970.4.22
Buckpasser 1963.4.28
Quill 1956
ディオラマ
栗毛 1977.3.1
仔受胎時活性値:1.50
<北米2勝>
Secretariat
栗毛 1970.3.30
種付け時活性値:1.50
Bold Ruler 1954.4.6
Somethingroyal 1952 ♀
Diomedia
鹿毛 1971
仔受胎時活性値:1.25
<北米7勝。GIII1勝>
★Sea-Bird
栗毛 1962.3.8
種付け時活性値:0.00
Treasure Chest
鹿毛 1962
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
<北米10勝>
ホシコマンダーの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
コマンダーインチーフ
(Northern Dancer系)
マルゼンスキー
(Northern Dancer系)
Secretariat
(Bold Ruler系)
Sea-Bird
(Native Dancer系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
0.25
(9歳時交配)
0.25
(17歳時交配)
1.50
(6歳時交配)
0.00
(8歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Northern Dancerの3代孫 Northern Dancerの孫 Nearcoの3代孫 Phalarisの6代孫
ホシコマンダーのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
11/128 A  A  A  x
(0.75)
8.25   
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Secretariat
(Nasrullah)
6.50 or 4.50 近親タイキブライドル
(No.21-A)
3番仔
(3連産目)

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

中京2歳S(OP)を勝ちました、ホシコマンダー。

ホシコマンダーの最優性先祖は祖母父Secretariat、形相の対象はSecretariatの直祖父Nasrullahと判断しました。Secretariatは現役時代に北米で21戦16勝。その主な勝ち鞍にケンタッキーダービー(米GI)、プリークネスS(米GI)、ベルモントS(米GI)という米三冠のほか重賞多数。10Fのケンタッキーダービーの走破タイム1分59秒4、12FのベルモントSの走破タイム2分24秒0は、彼がこれらのレースを制してから29年経った今もなお、レコードタイムとしてさん然と輝いています。種牡馬としての代表産駒にはプリークネスS、ベルモントSを制して親仔制覇を遂げたRisen Star(1985)、ブリーダーズカップ・ディスタフ(米GI)を勝ち米年度代表馬にも選ばれたLady's Secret(1982.4.8)、トラヴァースS(GI)の勝ち馬General Assembry(1976)、フューチュリティS(米GI)の勝ち馬Dactylographer(1975)、イエローリボン招待S(米GI)の勝ち馬Super Staff(1988)、マトロンS(米GI)を勝ったFiesta Lady(1982)、サンフェリペH(米GI)を制したImage of Greatness(1982)等がいます。また、日本で走った産駒ではヒシマサル(1989.2.20)がGIIIを3勝しました。

ホシコマンダーの牝系は米国で受け継がれている21号族。近親にはタイキブライドル(1995.4.1)、タイキトゥインクル(1996.5.13)兄妹がいます。この牝系はさかのぼればIltis(1947)という牝馬に行き当たり、そのIltisの孫に、20世紀後半のMatchem系の白眉であるIn Reality(1964)が輩出されています。↓に簡単な近親牝系図を示しておきます。

Treasure Chest 1962 北米10勝
|Diomedia 1971 北米7勝 マーゲイトH(米GIII)
||ディオラマ 1977 北米2勝 アルシビアデスS(米GII)2着
|||Yes My Dear 1982 不出走
||||サブミッション 1989.3.3 中央2勝
|||||タイキブライドル 1995 現役 プリンシパルS(OP)
|||||タイキトゥインクル 1996 現役 ターコイズS(OP)
|||シネマライフ 1992.3.20 中央0勝
||||ホシコマンダー 2000.5.12 (本馬)
||Media Starguest 1984 海外7勝 エールオブセフトンS(英GIII)
|Crown Treasure 1973 北米1勝 スカイラーヴィルS(米GIII)3着
||Glint of Gold 1978 海外10勝 伊ダービー(GI) パリ大賞(仏GI) サンクルー大賞(仏GI) ヨーロッパ賞(独GI)他
||ダイヤモンドショール 1979.5.6 海外8勝 サンクルー大賞(仏GI) バーデン大賞(独GI) ミラノ大賞(伊GI) エヴリ大賞(仏GII)他
|Frontonian 1974 海外0勝
||I Want to Be 1982 海外4勝 パークヒルS(英GII) メルドS(愛GIII)
|Carefully Hidden 1979 海外2勝
||Ensconse 1986 海外4勝 愛1000ギニー(愛GI) ネルグウィンS(英GIII)
|Kanz 1981 海外2勝 プリンセスエリザベスS(英GIII)

私のページをよく見てくださっている方はお気付きかと思いますが、近親牝系図ではかなり個人的趣味に偏って、近親活躍馬をチョイスしています(苦笑)。↑の図でも、ダイヤモンドショールが「〜〜大賞」ばかり勝っていることを強調したいがために、無理に入れていますしね(笑)。『大賞大将』ダイヤモンドショール、自身が日本に輸入される前の産駒であるアクションシーン(1989.3.15)が活躍していたのが懐かしいですね。

ホシコマンダー、牝系は筋が通っています。これからの活躍を楽しみにしましょう。

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