2002年クラシック牡馬編

プリンシパルリバー
  • 鹿毛
  • 1999.4.14生
  • 千歳・社台ファーム生産
  • 馬主・吉田照哉氏
  • 北海道・成田春夫厩舎
プリンシパルリバーの4代血統表

ホワイトマズル
鹿毛 1990.3.21
種付け時活性値:0.00
ダンシングブレーヴ(USA)
鹿毛 1983.5.11
Lyphard
鹿毛 1969
Northern Dancer 1961.5.27
Goofed 1960.3.29
Navajo Princess
鹿毛 1974.3.31
Drone 1966
Olmec 1966
Fair of the Furze
鹿毛 1982
Ela-Mana-Mou
黒鹿毛 1976
ピットカーン 1971.3.20
Rose Bertin 1970
Autocratic
鹿毛 1974
Tyrant 1966
Flight Table 1965
プリンシパルマーゴ
栗毛 1995.2.27
仔受胎時活性値:0.75
<中央0勝>
ヘクタープロテクター
栗毛 1988.3.4
種付け時活性値:1.50
Woodman
栗毛 1983.2.17
Mr.Prospector 1970.1.28
プレイメイト 1975.4.12
Korveya
栗毛 1982
Riverman 1969
Konafa 1973
プリンセスアーニャ
鹿毛 1986.4.5
仔受胎時活性値:2.00
<不出走>
ノーザンテースト
栗毛 1971.3.15
種付け時活性値:1.50
Northern Dancer 1961
Lady Victoria 1962.2.20
モデルスポート
黒鹿毛 1975.2.23
仔受胎時活性値:0.50
<中央7勝。重賞2勝>
モデルフール
黒鹿毛 1963.4.2
種付け時活性値:0.75
マジックゴディス
栗毛 1968
仔受胎時活性値:1.50
<英0勝>
プリンシパルリバーの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
ホワイトマズル
(Northern Dancer系)
ヘクタープロテクター
(Raise a Native系)
ノーザンテースト
(Northern Dancer系)
モデルフール
(Tom Fool系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
0.00
(8歳時交配)
1.50
(6歳時交配)
1.50
(14歳時交配)
0.75
(11歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Northern Dancerの3代孫 Phalarisの8代孫 Northern Dancerの仔 Phalarisの4代孫
プリンシパルリバーのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
4/128 A  x  A  y
(0.33)
1.32 モデルフール
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ヘクタープロテクター
(Northern Dancer)
4.75 近親ダイナアクトレス
(No.1-S)
初仔

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

統一GIIである全日本2歳優駿を制しました、道営馬プリンシパルリバー。父は伊ダービー馬ホワイトマズルです。

プリンシパルリバーの最優性先祖は、母父ヘクタープロテクターと祖母父ノーザンテーストが活性値1.50で同数値です。祖母の誕生日が分からなかったので、今回はより近い先祖である母父ヘクタープロテクターを最優性先祖としました。ヘクタープロテクターは現役時代12戦9勝。その主な勝ち鞍には仏2000ギニー(GI)、ジャック・ル・マロワ賞(仏GI)、グラン・クリテリウム(仏GI)、サラマンドル賞(仏GI)、モルニー賞(仏GI)があります。日本での代表産駒にNZT(GII)の勝ち馬キタサンチャンネル(1998.2.27)、オークストライアル(GII)の勝ち馬センターライジング(1993.3.27)、ラジオたんぱ賞(GIII)の勝ち馬シルクガーディアン(1996.5.17)、クイーンS(GIII)の勝ち馬プロモーション(1994.3.30)、小倉3歳S(GIII)の勝ち馬エイシンイットオー(1993.3.20)、フェアリーS(GIII)の勝ち馬マックスロゼ(1993.4.17)等がいます。海外の代表産駒にはタタソールズGC(愛GI)でDaylami(1994.4.20)を破ったShiva(1995.4.22)、フォア賞(仏GII)の勝ち馬でShivaの全兄となるLimnos(1994.4.11)等がいます。なお、ヘクタープロテクターは栗毛ですが、ホワイトマズルがホモ鹿毛の種牡馬ですので、プリンシパルリバーは鹿毛に出ました。ちなみに、ダンシングブレーヴもホモ鹿毛の種牡馬で、ダンシングブレーヴ産駒の種牡馬ではコマンダーインチーフ(1990.5.18)もホモ鹿毛の種牡馬です−コマンダーインチーフの半兄であるウォーニング(1985.4.13)もホモ鹿毛の種牡馬です−

プリンシパルリバーの牝系は、おなじみとなりました社台ファームさんのマジックゴディス系です。曾祖母モデルスポートは中央7勝。その主な勝ち鞍にダービー卿チャレンジトロフィー(現GIII)、牝馬東京タイムズ杯(現府中牝馬S、GIII)があります。競走馬として優れていたモデルスポートは、繁殖牝馬としても能力を発揮しました。初仔ステラスポート(1981)は中央3勝。2番仔サクラテルノオー(1982.4.22)は中央3勝、地方6勝で種牡馬となり、新潟3歳S(GIII)の勝ち馬タヤスダビンチ(1993.4.22)の父となりました。そして、3番仔が『女傑』ダイナアクトレス(1983.5.4)。中央7勝を挙げた同馬は、毎日王冠(GII)、スプリンターズS(当時GII)、京王杯SC(GII)、京王杯AH(現京成杯AH、GIII)、函館3歳S(GIII)と重賞5勝を挙げました。惜しくもGIには届きませんでしたが、安田記念(GI)2着、ジャパンカップ(GI)3着、オークス(GI)3着、天皇賞・秋(GI)4着と好戦しました。ニッポーテイオー(1983.4.21)の好敵手として名を馳せ、ジャパンカップの激走で称えられた名牝でした。ダイナアクトレスは繁殖牝馬としても優れており、初仔ステージチャンプ(1990.3.17)は日経賞(GII)、ステイヤーズS(当時GIII)、青葉賞(当時OP)等4勝を挙げ、天皇賞・春(GI)と菊花賞(GI)を2着となったステイヤーでした。不受胎後の2番仔プライムステージ(1992.3.25)は札幌3歳S(GIII)、フェアリーS(GIII)等3勝を挙げ、桜花賞(GI)で3着しました。今をときめくサンデーサイレンス産駒初の中央重賞勝ち馬がプライムステージでした。話を元に戻して、モデルスポートが2年連続不受胎後の4番仔が、プリンシパルリバーの祖母となるプリンセスアーニャです。そして、不出走のまま繁殖入りしたプリンセスアーニャが8歳時交配で送り出したのが、プリンシパルリバーの母プリンシパルマーゴ。同馬は中央の新馬戦を1戦、2着しただけで繁殖入りし、初仔として産んだのがプリンシパルリバーでした。

来年からは統一GIに格上げされる出世レース。果たして、今年の勝ち馬はどこまで上り詰めてくれるでしょうか。地方の雄の活躍に期待します。

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