2002年クラシック牡馬編

(市)アドマイヤマックス
  • 鹿毛
  • 1999.4.10生
  • 早来・ノーザンファーム生産
  • 馬主・近藤利一氏
  • 栗東・橋田満厩舎
アドマイヤマックスの4代血統表
サンデーサイレンス
青鹿毛 1986.3.25
種付け時活性値:1.00

Halo
黒鹿毛 1969.2.7
Hail to Reason
黒鹿毛 1958.4.18
Turn-to 1951
Nothirdchance 1948
Cosmah
鹿毛 1953.4.4
★Cosmic Bomb 1944
Almahmoud 1947 ♀
Wishing Well
鹿毛 1975.4.12
Understanding
栗毛 1963.2.17
★Promised Land 1954.3.31
Pretty Ways 1953.3.21
Mountain Flower
鹿毛 1964.3.23
Montparanasse 1956
Edelweiss 1959.2.15
ダイナシュート
栗毛 1982.5.13
仔受胎時活性値:2.00
<中央4勝。重賞3勝>
ノーザンテースト(CAN)
栗毛 1971.3.15
種付け時活性値:0.50
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Lady Victoria
黒鹿毛 1962.2.20
Victoria Park 1957.5.10
Lady Angela 1944 ♀
シャダイマイン
黒鹿毛 1973.4.9
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
<中央3勝>
ヒッティングアウェー
鹿毛 1958.4.9
種付け時活性値:1.50
Ambiorix 1946
Striking 1947
ファンシミン
芦毛 1967.4.21
仔受胎時活性値:1.25
<米3勝>
Determine
芦毛 1951
種付け時活性値:1.75
Fanciful Miss
鹿毛 1954
仔受胎時活性値:1.00
<米11勝>
アドマイヤマックスの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
サンデーサイレンス
(Hail to Reason系)
ノーザンテースト
(Northern Dancer系)
ヒッティングアウェー
(Tourbillon系)
Determine
(Hyperion系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.00
(12歳時交配)
0.50
(10歳時交配)
1.50
(14歳時交配)
1.75
(15歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Nearcoの5代孫 Nearcoの3代孫 Herod〜Tourbillon系 Whaleboneの12代孫
アドマイヤマックスのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
15/128 A  A  E  C
(0.50)
7.50 ヒッティングアウェー
Determine
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Determine
(ファンシミン)
6.25 or 4.25 母が重賞3勝馬
(No.9-F)
9番仔
(空胎後)

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

東京スポーツ杯2歳S(GIII)に出走予定のアドマイヤマックス。モノポライザー(1999.4.4)と同様に中島氏推奨のサンデーサイレンス産駒です。

アドマイヤマックスの最優性先祖は曾祖母父Determine。同馬は米国で44戦18勝。その主な勝ち鞍にはケンタッキーダービー(現GI)、サンタアニタダービー(現GI)、サンフェリペHがあります。Determine自身は芦毛ですが、祖母シャダイマインが黒鹿毛に出てしまいましたから、そこで芦毛の遺伝子が途切れてしまいました。曾祖母ファンシミンがヘテロの芦毛馬ですので、ヒッティングアウェーと交配した時、芦毛を劣性として伝えてしまったのですね。いかに中島理論的に活性値が高いと言っても、ヘテロの芦毛馬が他の毛色の種牡馬と交配されたら、芦毛が出る確率は50%ですから。

中島理論的には、全姉ホーネットピアス(1994.5.20)とはまったく違うタイプの競走馬であると考えます。姉は、父が7歳時交配の活性値1.75を受けた馬でした。対して弟は、父が12歳時交配の活性値1.00を受けた馬です。姉は父から形相を受け、弟は曾祖母父から形相を受けました。毛色も、姉は父と同じ青鹿毛であるのに対し、弟は鹿毛です。また、祖母父にTourbillon系、曾祖母父にネオ異系を配していることにより、姉弟ともに資質の固定化に成功しています。差異を見つけるならば、姉は父と曾祖母父の活性値が1.75で同数値でしたが、弟は4代の父の活性値がすべて別数値となります。弟は、より一層、知的素質の向上が図られていると言えます。付け加えて、姉は母が6連産目の仔でしたが、弟は母が空胎後の仔で16歳時交配により生産されました。また出てきましたよ、おなかを空けた後の仔(笑)。

↓にアドマイヤマックスの近親牝系図を示しておきます。

ファンシミン 1967.4.21 米3勝
|シャダイマイン 1973.4.9 中央3勝
||ダイナマイン 1980.4.30 中央7勝 新潟記念(GIII) 牝馬東京タイムズ杯(現府中牝馬S、GIII)
|||ブロードマインド 1988.4.17 中央13勝(平地4勝+障害9勝) 中山大障害・春 中山大障害・秋 東京障害特別・春 東京障害特別・秋
||ダイナシュート 1982.5.13 中央4勝 京成杯3歳S(現京王杯2歳S、GII) 七夕賞(GIII) 新潟3歳S(現新潟2歳S、GIII)
|||ホーネットピアス 1994.5.20 中央3勝 桜花賞(GI)3着
|||アドマイヤマックス 1999.4.10 (本馬)
||マイフェイバリット 1987.4.17 中央4勝(平地1勝+障害3勝)
|||ノーザンウェー 1994.3.20 中央5勝 ブリリアントS(OP)2着

ファンシミン系はファンシーダイナ(1978)を通したダイナフェアリー(1983.4.30)の分枝が有力ですが、シャダイマインを通した分枝も良馬がそろっています。良いねぇ、いとこにブロードマインドですもの。私はLuthier(1965)系の障害王が好きです(笑)。

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