2002年クラシック牡馬編

アドマイヤドン
  • 鹿毛
  • 1999.5.17生
  • 早来・ノーザンファーム生産
  • 馬主・近藤利一氏
  • 栗東・松田博資厩舎
アドマイヤドンの4代血統表
ティンバーカントリー(USA)
栗毛 1992.4.14
種付け時活性値:1.50

Woodman
栗毛 1983.2.17
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
Raise a Native 1961
Gold Digger 1962
プレイメイト
栗毛 1975.4.12
Buckpasser 1963.4.28
Intriguing 1964
Fall Aspen
栗毛 1976
Pretense
黒鹿毛 1963
Endeavour 1942
Imitation 1951
Change Water
栗毛 1969
Swaps 1952
Portage 1952
ベガ
鹿毛 1990.3.8
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
<中央4勝。ニ冠牝馬>
トニービン(IRE)
鹿毛 1983.4.7
種付け時活性値:1.50
カンパラ
黒鹿毛 1976.2.19
Kalamoun 1970
State Pension 1967
Severn Bridge
栗毛 1965
Hornbeam 1953
Priddy Fair 1956
アンティックヴァリュー
鹿毛 1979.2.25
仔受胎時活性値:0.50
<不出走>
Northern Dancer(CAN)
鹿毛 1961.5.27
種付け時活性値:0.25
Nearctic 1954.2.11
Natalma 1957.3.26
Moonscape
黒鹿毛 1967
仔受胎時活性値:0.75
<不出走>
Tom Fool
鹿毛 1949.3.31
種付け時活性値:0.25
Brazen
鹿毛 1961
仔受胎時活性値:1.25
<米0勝>
アドマイヤドンの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
ティンバーカントリー
(Mr.Prospector系)
トニービン
(ゼダーン系)
Northern Dancer
(Nearctic系)
Tom Fool
(Pharamond系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
1.50
(6歳時交配)
1.50
(6歳時交配)
0.25
(17歳時交配)
0.25
(17歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Phalarisの8代孫 Nearcoの5代孫 Nearcoの孫 Phalarisの3代孫
アドマイヤドンのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 4代血統構成
(資質固定指数)
潜在能力値 少ない血etc
8/128 x  A  A  y
(0.50)
4.00 Tom Fool
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
ティンバーカントリー 4.50 or 2.50 母がオークス馬
(No.9-F)
3番仔
(空胎後)

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

ダートの新馬戦を8馬身差で圧勝しました、アドマイヤドン。京都2歳Sで芝の力試しに挑みます。

形相の遺伝は、父と母父の活性値が同じですから、種付け日のプラスマイナスより父ティンバーカントリーと判断しました。が、鹿毛に出ていますし、母父トニービンでもおかしくないですね。ティンバーカントリーは現役時代12戦5勝。主な勝ち鞍はプリークネスS(米GI)、ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル(米GI)です。現在のところ、ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルの勝ち馬で、翌年の米国三冠いずれかのレースを制した馬は、ティンバーカントリーただ1頭です。トニービンは現役時代27戦15勝。主な勝ち鞍は凱旋門賞(仏GI)、ミラノ大賞(伊GI)2回、ジョッキークラブ大賞(伊GI)、共和国大統領賞(伊GI)2回です。同馬の初年度産駒の活躍は目覚しく、ウイニングチケット(1990.3.21)、ベガ、サクラチトセオー(1990.5.11)などが形相を受けた活躍馬となります。他にも2年度産駒オフサイドトラップ(1991.4.21)、9年度産駒レディパステル(1998.4.26)が形相を受けたGI勝ち馬です。

アドマイヤドンの牝系は米国で受け継がれている9号族。もうほとんど言わずもがなですね(苦笑)。母ベガは第54回オークス&第53回桜花賞とGI2勝を含む4勝。ベガの初仔となるアドマイヤベガ(1996.3.12)は、第66回日本ダービー(GI)、京都新聞杯(GII)、ラジオたんぱ杯3歳S(GIII)と重賞3勝を含む全4勝を挙げました。続く2番仔となるアドマイヤボス(1997.5.9)は、セントライト記念(GII)を勝ち、2002年春から種牡馬入りします。アドマイヤドンは、母が「空胎後」の3番仔となります。出たな、おなかを空けた後の仔。このWebページでも繰り返し述べていますが、初仔、空胎後の仔、不受胎後の仔は、母体の充実を受けて生まれてきます。母にポテンシャルの高さがあり、サイクルナイズされた種付けならば、相応に期待できる能力を秘めていると考えて間違いないです。

果たして、アドマイヤドンの成績はいかなるものになりますでしょうか。偉大な半兄に近づくことができますでしょうか。楽しみですね。

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