世界のダービー勝ち馬(2001年編)

Galileo
  • 鹿毛
  • 1998.3.30生
  • 愛国・D.ツイ&オーペンデール生産
  • 馬主・J.マグナ夫人&M.テーバー
  • 愛国・A.オブライエン厩舎
Galileoの4代血統表

Sadler's Wells(USA)
鹿毛 1981.4.11
種付け時活性値:0.00
Northern Dancer
鹿毛 1961.5.27
Nearctic
黒鹿毛 1954.2.11
Nearco 1935.1.24
Lady Anegela 1944
Natalma
鹿毛 1957.3.26
Native Dancer 1950.3.27
Almahmoud 1947
Fairy Bridge
鹿毛 1975.5.4
Bold Reason
鹿毛 1968.4.8
Hail to Reason 1958.4.18
Lalun 1952
Special
鹿毛 1969.3.28
Forli 1963.8.10
Thong 1964.4.23
Urban Sea(USA)
栗毛 1989.2.18
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
<8勝。凱旋門賞(仏GI)など重賞4勝>
Miswaki(USA)
栗毛 1978
種付け時活性値:0.50
Mr.Prospector
鹿毛 1970.1.28
★Raise a Native 1961
Gold Digger 1962
Hopespringseternal
栗毛 1971
Buckpasser 1963.4.28
Rose Bower 1958
Allegretta(GB)
栗毛 1978
仔受胎時活性値:0.50
<2勝。英GIII2着>
Lombard(GER)
栗毛 1967
種付け時活性値:0.50
Agio 1955
Promised Lady 1955
Anatevka(GER)
栗毛 1969
仔受胎時活性値:2.00(0.00)
Espresso(GB)
栗毛 1958
種付け時活性値:0.50
Almyra(GER)
栗毛 1962
仔受胎時活性値:1.50
Galileoの4代血統構成&4代父系の活性値&4代父系の分枝状況
母父 祖母父 曾祖母父
Sadler's Wells
(Northern Dancer系)
Miswaki
(Raise a Native系)
Lombard
(Teddy系)
Espresso
(Blandford系)
父の活性値 母父の活性値 祖母父の活性値 曾祖母父の活性値
0.00
(16歳時交配)
0.50
(10歳時交配)
0.50
(10歳時交配)
0.50
(10歳時交配)
父の分枝状況 母父の分枝状況 祖母父の分枝状況 曾祖母父の分枝状況
Phalarisの5代孫 Phalarisの7代孫 Bend Orの11代孫 Birdcatcherの11代孫
GalileoのB&B理論的総括
8代残牡先祖数 マジック数 潜在能力値 少ない血etc
8/128 0 8.00 Lombard
Espresso
形相の遺伝 料の遺伝 牝系 何番仔?
Miswaki 6.00 or 4.00 or 2.00 母が凱旋門賞馬
(No.9-H)
3番仔

潜在能力値は数値が少ないほど大きいことを示しています。

[Notes]

第222回を迎えた『The Derby』。新世紀最初の最高峰レースを制したのは父Sadler's Wells、母Urban Seaという良血馬、Galileoでした。2着の英2000ギニー馬Golan(1998.2.24)を3馬身半突き放す圧勝劇を演じて見せ、その勝ち時計2分33秒27は、ラムタラ(1992.2.2)の英ダービーレコード−2分32秒31−に次ぐ史上2番目の好タイムとなりました。管理されているエイダン・オブライエン調教師は英ダービー初勝利。もはや言わずもがなの天才調教師ですね。鞍上は日本でもおなじみの名手、マイケル・キネーン騎手。英ダービー制覇は1993年のコマンダーインチーフ(1990.5.18)以来2度目となりました。

中島理論的解釈をするならば、Galileoは父Sadler's Wellsが16歳時交配の0遺伝馬となります。Sadler's Wells悲願の英ダービー制覇を成し遂げたのは、その形相を受け継がない交配の産駒でした。欧州を席巻しているSadler's Wellsですが、その0交配産駒がダービーを制したということは、やはり飽和状態が近づきつつあるのでしょうか。近年の英ダービーで、驚くべきパフォーマンスを見せる馬というのは、直父系がNorthern Dancerの0遺伝馬という気がします。また、4代血統構成馬はすべてEclipse(1764.4.1)系の種牡馬ですが、祖母父Lombard−父系は仏国で受け継がれたTeddy系で、自身は独セントレジャー馬−、曾祖母父Espresso−代表産駒にアスコットGC3連覇の名ステイヤーSagaro(1971)−がそれぞれレア先祖として働いています。8代に有数値で残る牡先祖の数も『8/128』と少なく、Sadler's Wellsの0遺伝と併せて、上手く統領性を得ています。4代血統構成の活性値は『0.00、0.50、0.50、0.50』と一本調子ですが、伝え聞くレース振りは、先行抜け出しで能力の違いを見せつけるもののようです。身体能力が1枚も2枚も上ということなのでしょう。

記事の分割化を図るため、残りは愛ダービーへ続きます(苦笑)。すみません、すみません。

[通算成績]

4戦4勝。2歳時1戦1勝、3歳時3戦3勝。
主な勝ち鞍に英ダービー(GI)、愛ダービートライアル(GIII)、バリーサックスS(LT)。

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